【コロンビア・レティシア8日目】この町にいたらきっと、頭がおかしくなる。


2017年4月6日、きのうのはなし。



ここ数日は夜、日が変わるまでには寝ていたのに、なぜかこの日はなかなか眠れなかった。

パソコンを開いて、他の旅人たちからもらった動画データの中から、あいのりを選ぶ。

懐かしい。中学生の頃にハマってた。
(当時、ただっちが好きだった。)


番組内で出てきた、「親指の恋愛」というワード。
携帯メールのやり取りだけで手軽にできるようになった恋愛のことだ。

ただ、あいのりでは、ラブワゴンに乗る前に携帯を没収されてしまう。

これまでメールで数々の女の子を落としてきたリョウは、直接話して口説くというのが上手くできず、苦戦していた。



自分はどうだったっけ?

思い返せばわたしも、今までの彼氏とは、付き合う前には必ずメールやLINEをしたし、それがなかったら付き合うことになってなかったかも、という恋もあった。


今までわたしがしてきた恋愛は、「親指の恋愛」に近いものだったのかもしれない。


今、アマゾンのジャングルからほど近い田舎町にいるわたしは、「親指の恋愛」を取り上げられてしまっている。


この町に住むエディソンがわたしからのメッセージを見るのは、1日に1,2回、スマホをネットに繋いだときだけ。

まともなやり取りなんてできないし、会う約束もうまくできない。


そもそもエディソンは、わたしに会う気などないのだとも思う。

「オンライン中」なのに返事が来ないのは、そういうことなんだろう。




彼に会ってからというもの、わたしは暇さえあれば彼のことを考えていた。
(そしてわたしは大抵暇だった。)

初めはゲイだと思ってたし、その後もカッコいいけど好きになることはない、と思っていた。
言葉もあまり通じないし、連絡も取れないし、約束は破るし。
真剣に好きになることなんてできない。


今はどうかな。

一緒にいたときは楽しかったと思うし、返事がなくて寂しいし、もっと色んなこと知りたいと思うし、彼に会いたい以外の感情が、ここ最近で湧いた記憶がない。(痛いやつですみません。)

町を歩いてても、彼の姿を探してしまう。

小さい町だから、またすぐ会えると思ってたのにな。


いつの間にか、エディソンの存在は、前より大きくなっていた。

冷静に考えたら、頭の中で彼のことを美化してしまっているだけなのかもしれない。


一緒に夕陽を見たあの夜、彼が自分の唇をチョンチョンと指差し、"kiss me"と言ったときの映像は、少なくとも1384269072回は脳内再生されている。




この町にいたら、頭がおかしくなりそう。


ついにわたしは、レティシアを出る決断をした。



大好きになったこの町を、こんな気持ちで去るのは少し悲しいけど、今はここにいても辛いだけだ。




今日もひとりで夕陽を見に、港まで行った。
帰り道、優しい極悪ブラジル人の彼に会った。
(彼とはなぜかよく会う。)

手を怪我していた。
昨夜、彼を巡って喧嘩しだした女たちを止めたら、切れてしまったらしい。
相変わらず、映画の世界を生きる男だな…


そしてもうここで彼女ができたのか。
モテてモテて仕方がないらしいが、ちゃんと断ってると言っていたので、ただのチャラ男ではないみたいだ。

そんな彼とくだらない話をしていたら、少し楽になった。

どこかの業界ではすごい立場にある彼も、わたしにとってはごく普通の友達だ。

(彼の手をガラスで切ってしまった女の人は、そのことが彼の仲間に知れたらきっと殺されてしまうらしい…!)


ボゴタ行きが決まったら連絡して、と彼は言った。
信用できるドライバーと共に、空港まで送ってくれるそうだ。

最後まで優しい人だな。



夜ごはんは、最近よく通っているローカルなお店で食べた。Hotel Divino Ninoを出てすぐの交差点を右に曲がったところ。

お店の前で焼いてるチョリソー(4000ペソ)が好きで通っていたけれど、具沢山スープとご飯が6000ペソ(約230円)で食べられることが判明したのだ。

ライスの横のおかずは毎日変わるみたいだが、今日はまさかの、ぺっちゃんこにされたバナナだった。

わたしは南米でよくある、バナナを芋みたいに調理してしまう文化が苦手だ。

でもこれは唯一美味しかった。
甘すぎず、酸っぱくもなくて、本当に芋みたいだった。

ライスもただの白ご飯ではなくて、ガーリックライス的な味がついてて美味しい。

スープはお肉や野菜が沢山入ってて、やはり美味しいし、お腹いっぱいになる。

オススメのレストランだ。



色々と思い疲れたわたしは、9時頃には部屋の電気を消した。




明日の朝、ボゴタ行きのフライトを取ることにした。


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【コロンビア・レティシア7日目】どうでもいいおじさんの話と、人生初のヨガ。



桜を見ない年なんて、初めてだ。

そもそもこんなに長く日本を離れること自体が初めてなので、他にも初めてのことは沢山あった。
海外でクリスマスを過ごすのも、年を越すのもそうだった。


でも、桜を見られないなんて。


日本にいたときは、年一度のお花見に全人生をかけて生きていた、わけでは全くなかったが、毎年当たり前に目にしていたものを見られないとなると、なんとも寂しいような、切ないような、そんな気持ちになった。

でも、それを嘆いても仕方がない。


今年は、インスタグラムを開いて、ひとりでお花見をすることにした。


だから日本の皆、桜が綺麗な場所では是非一度足を止めて、その美しさに浸って、沢山素敵な写真を撮って、いっぱいインスタにあげてね。

(LINEで直接自慢してきた人も既にいるけど、大歓迎。)



わたしにお花見をさせてください。



***



2017年4月5日、おとといのはなし。



もうすっかりこの町に長居している。

来る前は、ブラジルのスタンプをGETしてボゴタへ飛ぶ、その経由地としか考えていなかった。
1,2泊のつもりが、もう今夜で7泊。

それほど、レティシアはわたしにとって、魅力的な町だった。



かといって特にやることがあるわけでもなく、言ってしまえばダラダラと過ごしている。

夜は10時半くらいに寝て、朝は5時や6時に目が覚め、7時頃に体を起こす。
まるでわたしじゃないみたいに、健康的な生活だ。



朝食を食べに、ホテルを出る。

先に少し買い物をしたあと、ホテルから2番目に近いパン屋さんへ。


いつものパンと、今日はカフェオレも頼んでみる。


お持ち帰り仕様にされてしまった。

なんだか少し申し訳ないけれど、席について食べる。



コーヒー 2000ペソ(約80円) パン 1000ペソ(約40円)


ふと、隣のテーブルに座っていたおじさんが話しかけてきた。

相変わらずレティシアの人(特におじさん)は、スペイン語がわからないわたしに、構わず喋り続けてくる。


わかるところだけ答えたり、適当に相槌を打ったりして、やり過ごす。

電話番号を訊かれて、日本しか使えないって言ってるのに「それでも良いから」と言うので、つい教えてしまったけど、よく考えたら電話番号って安易に教えるものではないよな。
せめてFBとかにしておけば良かった。次からは、電話は使えない!で押し通そう。


そのおじさんは、結婚相手はいるかとか、恋人はいるかとか、聞いてきた。
おじさんもシングルだそう。
奥さんも子供もいるもんだと思っていたが、なんと彼はまだ35歳だった。
もしかして、ナンパだったのか…


最後に、写真を撮っていいかと訊かれ、いいよ、と返すと、わたし一人の写真を撮っていた。

そしてなぜか、俺の写真も撮ってくれ、と言われ、わたしのスマホに微塵も興味のないおじさんの写真が残ってしまった。
ご迷惑を承知の上、ここで消費しておく。


お昼は、前に一度行った、この町唯一のベジタリアンのお店へ。

Govindas Restaurante

ベジタリアンフードは独創的な料理が多くて、いつも食べたことのないものを出してくれる。
今回もそうだった。



デザート付。 10000ペソ(約400円)


中でも一番新鮮だったのは、パイナップルの天ぷらだった。
料理のクセがすごい!美味しかったけど。

今回は、フルーツより野菜が多かったので、フルーツ嫌いのわたしとしては嬉しかった。
(パイナップルはこの旅で食べられるようになった。)


このレストランは、夜はヨガ教室をしている。

tryしてみたい!とシェフのジョンに言ってみると、19時に来るように言われた。



その夜、19時ちょうどに着いた。

講師は、ジョンだった。料理もできて、ヨガもできるのか。
本当は、今日もうひとり生徒が来る予定だったが、来ていないらしい。


わたしの人生初のヨガは、マンツーマンでやってもらえることになった。ラッキー。


どれくらいの時間やっていたかは忘れてしまったが、初心者のわたしに合わせて、難しすぎず、適度な辛さのものをやってくれて、久々に運動した気分になれた。


ジョンは、今まで見た初心者の中で、わたしが一番できていたと言ってくれた。


これがもしお世辞ではなく本当なら、勝因は、今日やったメニューの中に、わたしが得意なポーズ(?)が入っていたことかもしれない。

上を向いて寝て、腰から下を上にあげて、手で腰を支えるポーズ。
ヨガをしたのは初めてだったけど、そのポーズはなぜか子供のころによくやっていたやつだった。

すごく楽しかった。
料金は、20000ペソ(約760円)だった。


平日は毎晩やっているそうなので、明日も行こうかな。



ちなみにエディソンからは未だに連絡がないので、もう会うことはないかもしれない。

来ていないと思っていても、何度も何度も、メッセージを確認してしまう。

なんでこんなに彼のことが気になるのかな。



最近毎日天気も悪いし、明日になっても返事が来なかったら、そろそろこの町を出る準備をしよう。



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【コロンビア・レティシア6日目】すごく優しい犯罪者と知り合いになった。

2017年4月4日、きのうのはなし。
(こちらではまだギリギリ5日なのです。)


朝起きてスマホを見たら、メッセージが10通。


いや読まれへん!

ひとつひとつ翻訳して、大体理解。

昨日来なかったのは、ボートに問題が生じて帰ってくるのが19時になってしまったから。とのこと。


うーん、まあそれなら仕方ない。

やっぱり連絡取れないって不便すぎる。



今日は、昨日会った日本語ペラペラのブラジル人と、ピンクイルカを見に行く日。

ネカフェで待ち合わせる。

彼はちゃんと来てくれた。
さすが日本の血が混ざってるだけある。


朝ごはんに、彼が毎日通ってるというパン屋さんに連れてってくれた。

わたしがいつも行ってるとこより、清潔感があって、置いてあるパンもクオリティが高く、値段も少し高そうだった。

レティシアでツナパンが食べられるなんて…


美味しいパンを食べながら色々話した。

話をする中でどんどん明らかになる彼の正体。

なんと言うか、完全なる、悪人…


内容が結構酷くて、ここには書けない。
とりあえず、日本で2回逮捕された経験あり。

平然と自分の悪事について話してくれる。


店や相手はちゃんと選んでやっていること。
実行するのは下っ端で、彼はボスとの仲介役であること。
そして今回レティシアに来たのもそっち系の仕事の一環であること。


うん、だからだ。間違いない。

だから昨日、150000ペソを軽々と払うと言いだしたんだ。

150000ペソは日本円で6000円くらいなので、払えないほど高額とかではないけれど、こっちに住んでる人からするとまあまあの金額だし、こっちの物価にすっかり慣れてしまったわたしも、いくらピンクイルカのためとはいえ躊躇ってしまう。

彼は既にピンクイルカを2回見に行っているにも関わらず、3回目を払ってくれようとしている。

いや有難いけど…

とにかく彼はその悪事によって、相当稼いでいるらしい。

1泊1000円、1食400円もかからないこの町で、3日くらいで10万円ほど遣ったらしい…


わたしなんて6日もいてまだ2万円も遣ってない。


ヤバい人と知り合いになってしまったなーと思ったけど、彼は言った。

俺は人殺しとか物を盗んだりとかはしない。
悪いことからはもう足を洗った。
怒りもしないし、暴力もしない。
君が怖がる必要は全くない。
なんか困ったことがあったら言って。


わたしから見たら全然足洗えてないけど、彼の物差しでは、今の仕事はそこまで悪いことではないらしい。

まあ話を聞いた限りでは、確かに過去に比べたらやってることはマシになってるかもしれないし、わたしに対して何か仕掛けてきそうな気配は全くない。

むしろめちゃめちゃ優しい。

深入りは禁物だけど、一緒に行動しても、わたしに悪いことは絶対起きない。気がする。


彼には遠慮なく奢ってもらうことにした。


そんな、めちゃくちゃヤバめの彼だが、クロワッサンの外側だけが好きらしく、中身だけ残していたのがかわいくて、そのギャップには笑ってしまった。


結局ツナパンに加え、ボートで食べる用のミートパイ的なパンも買ってくれて、そのあとお店でわたしの分の水まで買ってくれてた。至れり尽くせりだ。


ボート乗り場で、ドライバーとの交渉が始まった。
彼がスペイン語でやり取りしてくれて、最後にお金を払ってくれたのも彼なので、結局いくら支払ったのかはわからない。

スペイン語と日本語がペラペラだなんて、今まで出会った誰よりも頼もしいかもしれない。



ボートに乗り込んで、いざ、ピンクイルカ探しの旅へ。

数十分程進んだところでボートは止まった。
このあたりにイルカがいたらしい。

現地の人は、何でも見つけるのがうまいなぁ。


静かに見ていると、1匹のイルカが跳ねた。

その後も、続々と跳ねるイルカたち。
いっぱいいた。

ただ、色はグレーだった。


結局このあとはずっと土砂降りで、ピンクのイルカは見れず終いだった。

残念だけど、天気には逆らえない。

明日晴れたらまた行くかもしれない。



帰り道にアマゾン川沿いに見かけた、レストラン。

それを見て、彼は話してくれた。

この前このレストランで腹立ったよ!
暑かったからTシャツ脱ごうとしたら、ダメって言われたんだ!
他にお客さんがいるならわかるよ?
でも俺たちだけだったんだよ!
めっちゃ暑かったよ!
腹立ったから今度行くときは、絶対、始めから服着ずに行ってやるんだ!



いや言ってること子供やん!

彼は、1人で遣い切れないお金と権力を持ってしまった、ただの子供のようだった。

若干語尾が片言なのが、またかわいい。


港に戻って、わたしたちは解散した。



彼の仕事の話が、全部ウソならいいのに。
少なくとも今日の彼は、とても良い人だったから。
(奢ってもらったからではなく本当に!)

せめて、今日の雨のせいで彼の風邪がひどくなりませんように。


今朝会ったときに、昨日ちゃんと風邪薬買ったよ!と得意げに言うから、今日飲んできたの?と聞くと、なぜかまだ飲んでなくてホテルに置いてきてたのを思い出したら、未だに笑える。

彼の発言は、全部わたしのツボだ。



わたしは港に残って、空とアマゾン川を眺めていたけれど、夕方になっても雲は晴れず、今日は夕陽は見られなかった。

帰り道、30分だけ、ネカフェに寄った。


エディソンから連絡が来ていた。
今度はちゃんと英語だった。


今、道を歩いてる。
5人と一緒に。
今日は仕事が早く終わったから。
ハイキング。
Yuは元気?


こんな感じだったので、多分仕事が早く終わって友達とハイキングに行ってたのかな?

メッセージになると、めちゃくちゃ片言になるな…

わたしの解読が正しければ、
あと10分くらいでシティに帰るから、わたしのホテルまで来てくれるとのこと。


やっと会える!

ウキウキでホテルに戻ったけど、

またもや彼は来なかった。


今度は何があったんだろうね。

そろそろ、彼への信用を保つのが難しくなってきた。


全ては、常にお互いがLINEでもし合える環境ならば、解決するのに。

ここが日本だったらなー。


彼は現地人なのにネットを使えない。
町にはネカフェがたくさんあって、現地人も多く利用しているので、この町ではそれが普通なんだろう。

sim買えよ!って思ってしまうけど。


わたしは便利な世の中で生きてきたな。

すれ違ってばっかで悲しいけど、こういう経験を現代にまたできるというのは、すごく貴重なことなのかもしれない。

今の小学生は、一生こんな思いすることないのかもね。



ここまできたら最後にもう一度、彼に会っておかないと、このままこの町を離れることなんてできない。



渡米前にエクアドルに寄るのを、やめた日だった。


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【コロンビア・レティシア5日目】新たなる出会いと、すれ違い。

おととい、2017年4月3日のはなし。


前日、エディソンと一緒に、最高の夕陽を見た。

もし、今日ガイドの仕事がなかったら、朝ホテルまで迎えに来て、オススメの場所に連れてってくれる。
もし仕事があったら、夕方に港で待ち合わせてまた夕陽を見に行こう、と約束をした。


エディソンはフリーでツアーガイドの仕事をしていて、仕事があれば当日の朝に連絡が入るようだ。


朝、エディソンは来なかった。仕事があったということだ。

夕方まで暇になってしまった。

わたしはスムーズなWiFiを求めて、ネカフェに行ってみた。


30分で1000ペソ(約40円)

サクサクとまではいかないが、ホテルのWiFiよりは随分マシだった。

多分、ここなら航空券も取れるだろう。
少し安心。

ホテルでもLINEくらいならできるので、最悪親か誰かに頼んで手配してもらうことも考えていたところだった。


それから、またお気に入りのドーナツ屋さんへ。

前回と同じチョコ×ココナッツと、もう一つはホワイトチョコ×クランチ的な物を選んだつもりだったが、実際食べてみると、クリーム×サクサクではない何か、だった。

想定とはちがったけど、それでも美味しかった。



この後、少し早めに港の方へ向かっていたら、突然、「日本人ですか?」と話しかけられた。

見ると、背の高い男の人だった。
流暢な日本語に聞こえたけど、見た目は外国人っぽい。でも日本人にも見えなくはない。

よく話してみると、日本語ペラペラのブラジル人だった。
母親が日本人らしく、12年日本で暮らしていたという。


そして聞き捨てならなかったのが、ピンクイルカの話。

彼は、ピンクイルカを2回見に行ったそうなのだが、ツアーじゃなくてもボートをチャーターしてイルカスポットに行けるらしい!

この前のツアーで1匹だけピンクのイルカを見て満足していたけど、これならピンクイルカだけに的を絞れるので沢山見られるかもしれない。

そう思って詳細を聞いてみたら、1日150000ペソ(約6000円)とのこと。まあまあするなー。チャーターするのだから当たり前か。

そしたら彼が、
俺が払えるよ!と。

???

それはさすがに申し訳ないので断ったけど、明日行けたら一緒に行こう、とFBを交換した。


翌日、彼の驚きの正体が明らかに…

なんか面白い出会いがコロコロ転がってるな、レティシア



そうこうしていると、夕陽が沈む時間になったので急ぎ足で港へ向かった。


結果、エディソンは来なかった。


またやん。

連絡取れない待ち合わせって、辛いなー。
携帯を持ってなかった小学生の頃を思い出す。


あの頃はどうやって待ち合わせをして、相手が来ないときはどうしてたっけ?


そもそも、時間も場所もアバウトすぎたな。

iPhoneを買い替えるときは、絶対にsimフリーにすると、心に誓った。


夕陽が完全に沈んだので、わたしはホテルへ帰った。


帰り道、また知らない人が話しかけてきた。

今度はバイクに乗ったおじさん。

バイタクだと思って、no thank youとかわしても、なぜかしつこく話しかけてくる。

手招きをされたので、少し近づいてみた。

スペイン語わからないって言ってるのに、ひたすら何かを伝えようとしてくる。


その言葉の中に、リンダとか、ボニータが聞こえてきた。
これは南米で何度も聞いてきた、「美しい」とかそういう意味の言葉で、綺麗な景色を見たときによく遣っていた。

あぁ、夕陽ね。

と後ろを指差して、ボニータボニータ!綺麗だったね!と共感したら、

no no !

君のことだよ!

と。


え、わたし…!?(笑)


想像していなかった返答に、ありがとう、としか言えなかった。

「君、かわいいね!」的なことを伝えるために、わざわざ呼び止めて、手招きして、スペイン語がわからないわたしに説明していたのか…


なんという居心地の良い町!!!




ホテルに戻ったけど、エディソンからのメッセージは届いていなかった。



are you sleeping again?

とだけ送って、早めに寝た。


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【コロンビア・レティシア4日目】おっちゃんと、イケメン。2人のガイドを一人占めしてローカル観光。

hola hola !
フクイユウです。

現在アマゾンのレティシアに滞在中。


↓こちらの続きです。↓
yuf112.hatenablog.com




3日前の2017年4月2日のおはなし。


前日に、一緒に夜ごはん食べに行こって言ってたのに、結局来なかったエディソン。
結構待ってた。1時間半くらい。自分のホテルでやけど。


昨日教えてくれたフェイスブックのアカウントも、そのときWiFi無かったから、あとで申請するねって言ってて、宿でWiFi繋いだら打ってもらった名前が消えてた。

待ち合わせで会えなくて、連絡手段もなくてって、現代では考えられない状況…



ま、彼はわたしのホテル知ってるわけやし、来ないならそれだけのもんやったってこと。

でも彼の身に何かあった可能性も捨てきれない…


なんて色々考えた結果、こんな小さな町ならブラブラ歩いてたらばったり会うかも!と思って朝から出掛けた。

なんとなく、昨日別れた港に向かって歩く。


多分この時間は昨日みたいにツアーガイドしてるんやろなー。

と思いながら、アマゾン川をぼーっと眺める。



そしたら、誰かが話しかけてきた。

知らないおじさん。

スペイン語分からんって言ってるのに、構わずスペイン語で話してくる。
こっちの人はみんなそう。


ふと思い立って、このおじさんにエディソンの写真を見せてみた。


そしたらこのおじさん、エディソンのこと知ってた…
本当に小さい町だな…

もしエディソンのフルネームが分かれば、FBで見つけられる。
駄目元で訊いてみた。

わたし「彼の本名は何て言うの?」

おじさん「Alex Jose *************」




いやおじさんの名前ちゃう!!!


もういいや、あんまりしつこく聞いてもストーカーみたいやし。

とりあえず、このおじさんがアレックスってことだけはわかった。


わたしは、スペイン語ボキャブラリーが無さ過ぎて、簡単な言葉でゆっくり言われたとしても、なお理解できない。
そこで、筆談に切り替えた。

書いてくれればあとはGoogle先生に聞けばいい。


なんとか会話は成立し、アレックスが町を案内してくれようとしていることがわかった。

別にこの後も予定はなかったし、良いおじさんっぽかったので付いてってみることにした。



川沿いを歩いて、鳥の名前を教えてくれたり、屋台に売られているものを紹介してくたり。
大半は、何言ってるかわからなかった。


次は市場へ行った。
入り口で売られていたアサイーのジュースを、アレックスが奢ってくれた。

砂糖と、見た目鳥のエサみたいなやつを入れてくれて、案外美味しかった。
日本で飲んだら高そうなジュースも、南米では気軽に飲めたりする。


そして、めちゃめちゃローカルな道。

リュックにはカメラ、ポケットにはスマホがあるので、慎重に歩いた。足を滑らせたらそこで試合終了。


そして、初めにアレックスと出会った港に戻ってきて、終了。
1時間ちょっとの観光だった。


最後に意を決して、ノートに書いて、彼に見せてみた。

「エディソンの本名、知ってる?」

結局訊いたww


彼も知らなかった。

thanks、アレックス!

最後にセルフィー撮ってお別れしようとしたら、こうなった。



それからホテルに戻ってブログを書いたりインスタ更新したり、なんやかんやで夕方になった。

17時半。


昨日エディソンが見せてくれた、綺麗な夕焼けの写真を思い出した。
今日晴れてるし、見に行ってみようかな。


外に出たら、薄く虹がかかっていた。


急がないと、夕日が沈んでしまう。
ホテルから港までは地味に1kmくらいある。

早歩きで向かう。



いた。


エディソン。



港の近くでたまたまエディソンと出くわした。
本っ当に小さな町だな…

彼もまた急いでいる。


汗だくやしメイクもしてこなかったことを少し後悔した。

わたし「昨日なんで来なかったの?待ってたんやけど。」
日本語では変に気を遣ったり、遠回しに言ってしまうことも、英語なら真っ直ぐに言える。

エディソン「帰って寝て、起きたら11時だった!疲れてたんだ…」


彼がもしも、わたしの彼氏だったなら、まず謝れよ、って思うところだけどなんか、寝てたなら仕方ないなって思えてあっさり許してしまった。
まあ朝から夕方までガイドしたらそら疲れるよな。休憩なんてないし。


エディソン「今からボートで夕陽を見に行くんだけど、Yuも来る?」

(関係ないけど、エディソンがわたしを呼ぶときの、Yuの発音が好きだ。)


彼もまた、夕陽を見に行く途中だった。

1000%行くに決まってる。
あの写真の景色が見れるなら、絶対行く。


エディソンの知り合いのドライバーにボートを出してもらって、エディソンの指示で夕陽スポットへ急ぐ。
さすがはツアーガイド。

エディソンが、わたしをボートの一番先頭に座らせてくれた。


そして、見れた景色がこちら。



綺麗すぎ…

ブログのアップ用に画質を落としてはいるけど、色やフィルターの加工は一切していない。


今まで見たなかで、最高の夕陽だったかもしれない。


沈みきるまでの時間は、本当に一瞬だった。



このあとは、

「Yuはスペイン語をもっと勉強しないと。」

と一緒にビール飲みながらスペイン語と日本語を教えあったり、公園に行ってお寿司食べたり。


日本のクオリティには到底かなわない味だったけど、楽しかった。

わさびがキライなエディソンも可愛かった。


勉強中、前のページを見られて、朝のおじさんと筆談してたときの、エディソンの名前を訊いたやつを見られたときは、死ぬほど恥ずかしかった。

「なんで俺の名前?教えて!教えろ!」

上手く誤魔化したけど。



夜はずっとまあまあ激しい雨が降ってたのが残念だったものの、夕陽の時間に降らなかっただけ幸せだ。


この日もまた、最高の一日になった。
レティシアほんま楽しすぎる。いつになったらここから出られるのだろう。




今度こそ、FBのアカウントをしっかりメモしておいた。



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【レティシア3日目】ピンクイルカを見に行こう!【イケメンガイド】

hola hola !
フクイユウです。


レティシア3日目、2017年4月1日のおはなし。



ピンクイルカを見たいがために参加した、2回目のリベンジアマゾンツアー。

(↓1回目はペルーのイキトスにて。)
yuf112.hatenablog.com



また、ツアーの予約についてはひとつ前の投稿にて。

yuf112.hatenablog.com




7:30AMの集合時間ジャストにツアー会社に到着。
先に来ていたのは一組のカップルのみ。
さすがに3人ではないだろうけど、南米だからね。待たされて当然…

8時過ぎにはおそらくこれで全員だろうってくらいの人数が集まった。
予想していたよりかなり多い。
英語が通じる会社がここくらいなので、英語圏はここに集中するのかもしれない。

今日のツアーはわたしを含め8人と聞いたけれど、最終20人くらい集まった。


そして突然、わたしだけスタッフさんに呼ばれた。

彼の話を要約すると、

・人数が多すぎて1つのツアーでは行けない
・わたしだけが1名での参加
・別のツアー会社がやってるツアーに移動してほしい
・ディスカウント可能
・ツアー内容はほぼ同じ


いやいや、、
自社で対応できない数の予約受けるなよ…
って思ったけどまあ仕方ないし、
ピンクイルカが見られるかだけはしっかり確認して、了承した。


後から思えば、これが運命とでも言いましょうか、
このちょっとした予定変更がわたしの今後を大きく変えることになる。
(2020年5月 追記)



わたしだけ別のツアーに移動するということで、
エディソンというガイドを紹介され、ついていくように言われた。
彼は現在英語を勉強中らしいけれど、余裕で会話できる程度には喋れてる。


英語が通じるガイドになって、むしろ良かった!!

そして何よりもエディソンはイケメンだった!



港に到着して、ボートに乗り込む。
こっちのツアー参加者は全部で8人くらいだったと思う。わたし以外は全員スペイン語圏のよう。

早速朝食が配られる。

サンドイッチとピーチジュース。
シンプルに美味しかった。


ボートの上でエディソンが皆に色々と説明をしてくれたけれど、もちろんスペイン語なので理解不能
ぼーっと聞いていた。

説明が終わったとき、エディソンに手招きされて隣に座るようにジェスチャーで言われた。
何かなーと思って移動したら、なんとわたしにもわかるように拙い英語で説明をし直してくれた!
今日の予定とか鳥の種類とか。

イケメンな上に優しい!!ハッピー!

何の気もなくても、おいでおいでされると何かキュンとするよね!すぐ行く。



まず最初に着いたのが、アマゾン川沿いのペルーの町。
レティシアはコロンビアだけれど、ここは3か国の国境が交わる場所で、ペルーもブラジルもパスポートなしですぐ行けちゃう。

この町では市場に入って、色んな魚の説明をしてくれた。

アマゾンの市場には普通にピラニアが売られている。
エディソンはなぜか手が真っ黒!



次に着いたのが、アマゾン川沿いの、今度はブラジルの町。
隣り合った2つの国の雰囲気を紹介って感じかな?


何かの実。
みんなは買って食べてたけれど、フルーツ嫌いのわたしは買わずに見ていたら、エディソンが1つくれた。
恐る恐る食べてみたら、そこまでフルーツ感はなくて、勧められた通りに塩をかけてみたら美味しかった。


次に向かったのは、このツアー会社のロッジ。

確か、その道中だったと思う。


なんと!急に!ピンクイルカが出現!!!


1匹だけだったけれど、何回か水から跳ねて姿を見せてくれた。

想像していたよりもずっとキレイなピンク色。

目で見るのに必死すぎて写真がないのが残念だけれど、とてもとても感動した。


ピンクのイルカなんて、ドラえもんの映画の世界だけかと思ってた。
この世界にはまだまだ知らないことが沢山あるんだろうなぁ。
これだから旅はやめられない!


まだ午前中なのに、もう目的を達成してしまった!


そしてロッジに着いた。
イキトスのツアー会社のロッジと大差はなかった。

泊まりのツアーだとここに泊まることになる。
今回も、寝室の写真をしれっと撮っておいた。

こんな感じ。


ここで少し、ハンモックで休憩タイム。

現地の子供たちは、アマゾン川で楽しそうに遊んでいる。


するとエディソンが何やらスペイン語で説明し始めて、これからわたしたちもこのアマゾン川で泳ぐプランのようだった。

わたしは元々泳ぐつもりはなかったので水着も着替えも持ってきておらず、みんなが泳いでいるのを見ていた。


こちらが、某イケメンガイドのエディソン。

川で泳ぐみんなの写真を撮っていたら、「一緒に泳ごう!」とわたしのことも誘ってくれた。

水着持ってないって言ったら 「No problem! 」って。

問題ありまくりだ!
別に汚れても大丈夫な服ではあるけれど、
アマゾン川の茶色い水で濡れた服を着てアフターヌーンを過ごす勇気はなかった。


それでも、「アマゾン川で泳ぐなんてなかなかできないから絶対泳いだ方が良い」「服はすぐに乾くよ」としつこく誘ってくれる。


まあ確かに彼の言うこともよーくわかる。
次アマゾンに来るのはいつになるかわからないし、これが最初で最後かもしれない。
それに、単純に暑いから泳ぎたいっていう気持ちも湧いてきて、そうなるとやっぱり着替え持ってくるべきだったなーと少し後悔した。


グズグズ渋っていたらなんとエディソンが、それなら、と私服のズボンを貸してくれると言う。
天使のような気遣い…!

そこまでされると無下に断れなくなって、意を決してわたしも泳ぐことにした。


うーん、
Tシャツはエディソンの言うとおり、この暑さならすぐに乾くと思う。
ただ、下着は怪しい。濡れたまま着てたら体冷えてお腹痛くなりそう。


以上の真っ当な理由から、下着は脱いで、エディソンのズボンと自分のTシャツのみで泳ぐことに…

服が上下黒だったからこそ為せた技。


結果、めっちゃ気持ちよかった!
そして深かった。どれくらい深いのかは濁りすぎてわからないけれど。

いやー、暑い日のアマゾン川、最高!!エディソン本当にありがとう。


びっちょびっちょのままお昼ご飯を食べて、着替えて、服を返して、事なきを得た。

ちなみにお昼ご飯はビュッフェ形式。

魚と野菜がめちゃめちゃ美味しかった。


お昼を食べたら13時。

ラニア釣りの時間。

みんなでカヌーに詰め詰めで乗って、茂みの中を進む。


たまにポイントらしき場所で停まってエディソンが試しに釣ってみるけれど、この日はピラニアはいなかったようで、わたしたちはトライできなかった。自然が相手なので、こういうこともあるよね。

1匹だけエディソンが釣ってくれて、それをわたしの目の前に置いてくれた。
写真用に、とのこと。

せっかくの優しさなので載せておこう。


イキトスのツアーでは、ピラニア釣りの予定なんてなかったかのように華麗にスルーされて、
今回のツアーでは、一応試みたけれど釣れなかったということで、少し残念ではあったけれど、わたしは満足だった。




ロッジに戻って元のボートに乗り換え、今度はモンキーアイランドへ。

イキトスのツアーでも似たような島に行った。
アマゾン周辺では動物が住みつく島があるのかな。

エディソンが皆にバナナを手渡すもんだから、サルたちが皆に集る。
わたしは可愛いニホンザルは好きだけど、大きいサルと凶暴なサルが苦手なので、バナナは誠に勝手ながら丁重にお断りした。


なんか鼻が長いやつが可愛かった。


サル以外にもアマゾンの動物がたくさん。


アナコンダ
重くてゴツくて、何回やってもなぜかうまく巻けなかった。


そしてまたまたナマケモノー!

この表情可愛すぎるでしょ…
15枚くらい撮ったなかの、奇跡の一枚。


あと、世界最大の魚、ピラルークの池もあったけど、わたしはナマケモノに夢中すぎてそこらへん一切写真撮ってない。


これにて、ツアー内容はすべて終了!

帰り道の景色がめちゃめちゃ綺麗だった。ウユニばりの反射。


そして、ふつうの(グレーの)イルカにも遭遇!

いっぱいいてめっちゃ楽しかった。

この日何度かピンクイルカの出没スポットを巡ってくれたけれど、現れたのは朝イチ見れた1匹だけだった!
一瞬でも見ることができて本当に良かったー!



港に到着して、そこで解散!

皆順番に、一日お世話をしてくれたエディソンと握手をして、帰って行く。
わたしも最後尾に並んでいたら、わたしのときだけハグをしてくれた!
海外のハグの文化は大好き。温かい気持ちが溢れるね。

最後にふたりで記念撮影。

この日はこの笑顔に何度癒されたことか…

中盤くらいまで、ゲイ説あるなと思ってたごめん…


彼のおかげで、今回はイキトスでのツアーの何倍も楽しいものになった。50倍くらい。ガイドって重要なんだな。


まあ良かったのは彼のガイドだけじゃなくて、レティシアのツアーの方がきっちりしてて、予定通りに進められた感じだった。
予約のときも、イキトスみたいに観光客からできるだけぼったくろうとすることもなかったし、レティシアの方が良かったかな。

イキトスの良かったところは、ガイドが確実に英語を話せるところと、少しだけ安いところと、融通がきくところ。



とにかく、レティシアでもアマゾンツアーに参加して良かった。
なんかはじめ、ディスカウントがどうとか言っていたけれど、とっても満足したのでディスカウントは不要だった。



そして実はこのあと、エディソンに夜ごはん誘われたよね。

泊まっているホテルの名前を言ったら、「じゃあ7時に迎えに行くね」ってなったよね。

準備して待っていたよね。


結局来なかったけどな!!!




彼とは翌日、たまたま会うことになるんですけどね。


にしてもレティシア毎日楽しすぎて、書きたいことがありすぎるので、また更新します。

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それでは!!!


【レティシア2日目】友との別れとアマゾンツアー探し【お洒落カフェ】

hola hola !

フクイユウです。

今わたしは、コロンビアのレティシアというアマゾンにいます。
アマゾンでのミッションは、ナマケモノとピンクイルカを拝むこと!

ペルーのイキトスにて、アマゾンのジャングルを巡る1日ツアーに参加しましたが、

yuf112.hatenablog.com

↑ここにある通り、期待していたピンクイルカに会うことはできませんでした。


それでも全然楽しくて、ナマケモノには会えたし満足していたつもりだったのですが、もう「ピンクのイルカ」という夢みたいな動物の存在を知ってしまってからこの目で見てみたい気持ちが高まりすぎて、ピンクイルカを見ずしてアマゾンを離れることはできなくなってしまいました。


そこで、イキトスからアマゾン川を少し下ったこの町レティシアでも、アマゾンツアーを探してみることに。


2017年3月31日のはなし。



前日に出会ったクレイジーな友人たちが、この日レティシアを発つということで、お昼すぎまで彼らとの最後の時間を過ごす。

最後にオススメのベジタリアンレストランに連れていってくれるという。
わたしはこの旅で、ベジタリアンのお店が大好きになった。

肉や魚がなくてもすごく美味しいし、健康的な気もする。


途中、パン屋さんに寄りコーヒーを1杯飲んで、レストランに着いた。

Govindas Restaurante

日替わりのセットメニューがあって、それを頼んでくれた。


お米と何かのスープ、チャーハン的なもの、何かを揚げたもの、フルーツミックス。

わたしは日本で約23年半、ヴィーガンとはかけ離れた生活を送ってきたからか、
こういうレストランで出てくる料理は自分にとって未知の世界すぎて、いつも自分がなにを食べているのかわからない。


特に、絶対肉ではないけど肉っぽいやつシリーズは、本当に謎の食べ物。
でも、びっくりするぐらい美味しい。


このあとにもう1品、デザートも出てきた。


よく珍しがられるけれど、わたしはフルーツが苦手で、さっきのフルーツミックスは何とか食べられたけど、このデザートと赤いジュースはどうしてもダメだったので、2人にあげた。


料理のほうは美味しかったのでまた来たいけど、ひとりで来て残すのは勿体ないので、迷っている。
あとこのレストランでは、ヨガ教室もやっているそうなので、こちらも暇があれば来たいなーとも思う。


食後は、また別のパン屋さんでコーヒーを飲んで休憩。


すると、急に激しい雨が降ってきた。
この町は、ゲリラ豪雨が多いみたいだ。

しばらく動けないな~と思いながら外を眺めていると、視界に何かが入ってきた。


彼らだ。
間違いなく、紛れもなく、さっきまで隣でコーヒーを飲んでいた友人たちだ。

大雨のなか外に出て、恵みの雨と言わんばかりに、有り難そうにゲリラを浴びている。


彼らは決してふざけているのではなく、大真面目だ。


彼らの、周りの目を気にしない、自由奔放さが、少し羨ましくも思えた。


午後3時頃、イキトスへ向かう彼らを無事に見送った。

因みに、この日のランチもコーヒーも全部コウさんが奢ってくれた。

お金があるときに誰かに奢ってあげてたら、お金がないときはきっと誰かが恵んでくれるって。

かっこいいなー。



さ、ここからはわたし一人の時間。

アマゾンのツアー会社を探すことにした。
中心地から川沿いへ行く方面に、いくつかあった。

イキトスと違って、どのツアー会社の人も英語が全く話せない。
南米を2か月旅して何とか身につけた片言のスペイン語で、とにかくピンクのイルカが1日で見たいことを伝えて、金額を聞いてまわった。

そんな中、1軒だけ英語が話せるツアー会社を見つけた。

AMAZONAS EXTREMO


(真ん中に立っている男の人が、英語を話せるスタッフさん)


実際に当日来るガイドさんは英語を話せないみたいだけれど、自分のやりたいことを英語でしっかりと伝えられて安心感があったのと、1度目に提示された金額が1番安かった(これ好感度高い)ので、文句なしでこのツアー会社を選んだ。

発展途上国だと何かを値引きしてくれることはよくあるけれど、ただ安くしてくれただけじゃなくて値引きに伴って内容が薄くなったり対応が悪くなったりすることもあるから、最安値を提示する店を選べば良いとは限らない!



今回のツアー内容は、

1dayツアー(7時半集合、17時解散)
朝食、昼食付き
ガイドはスペイン語
アマゾン川周辺の町巡り
ピンクイルカの出没スポット巡り
ラニア釣り
モンキーアイランド

という感じで、110000ペソ(約4300円)だった。
ディスカウントは無しだった。

イキトスのツアーでは、できるって言ってたことが全く通ってなかったので、ピンクイルカを見たい旨をかなり念を押して伝えておいた。



無事にツアーの申し込みができたので、この日の目標達成。

まだ17時くらいだったので、気になっていたドーナツ屋さんに向かってみた。

the DONUT company

センターストリート(わたし命名)にある、レティシアで唯一お洒落な雰囲気を放っているお店。
(maps.meではcalle8と表記されてる通り沿い)



ドーナツ 各3200ペソ(約125円)



コーヒー 3000ペソ(約120円)


コロンビアに入ってからいちいち桁がデカくて混乱するけれど落ち着いて考えたら安い。
カフェでゆっくり贅沢してる気分になってるけど、めっちゃくちゃ安い。
安いけど、美味しい。

海外でよくある、ただ甘いだけのドーナツではない。
コーヒーも、わたしが好きな味だった。


WiFiも、電源もないけど、オススメのカフェ。




レティシア2日目もこんな感じのゆるーい1日でした。
明日は、アマゾンツアー。

ここでも素敵な素敵な出会いがあったので、また書きます。

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それでは!