【コロンビア・レティシア6日目】すごく優しい犯罪者と知り合いになった。

2017年4月4日、きのうのはなし。
(こちらではまだギリギリ5日なのです。)


朝起きてスマホを見たら、メッセージが10通。


いや読まれへん!

ひとつひとつ翻訳して、大体理解。

昨日来なかったのは、ボートに問題が生じて帰ってくるのが19時になってしまったから。とのこと。


うーん、まあそれなら仕方ない。

やっぱり連絡取れないって不便すぎる。



今日は、昨日会った日本語ペラペラのブラジル人と、ピンクイルカを見に行く日。

ネカフェで待ち合わせる。

彼はちゃんと来てくれた。
さすが日本の血が混ざってるだけある。


朝ごはんに、彼が毎日通ってるというパン屋さんに連れてってくれた。

わたしがいつも行ってるとこより、清潔感があって、置いてあるパンもクオリティが高く、値段も少し高そうだった。

レティシアでツナパンが食べられるなんて…


美味しいパンを食べながら色々話した。

話をする中でどんどん明らかになる彼の正体。

なんと言うか、完全なる、悪人…


内容が結構酷くて、ここには書けない。
とりあえず、日本で2回逮捕された経験あり。

平然と自分の悪事について話してくれる。


店や相手はちゃんと選んでやっていること。
実行するのは下っ端で、彼はボスとの仲介役であること。
そして今回レティシアに来たのもそっち系の仕事の一環であること。


うん、だからだ。間違いない。

だから昨日、150000ペソを軽々と払うと言いだしたんだ。

150000ペソは日本円で6000円くらいなので、払えないほど高額とかではないけれど、こっちに住んでる人からするとまあまあの金額だし、こっちの物価にすっかり慣れてしまったわたしも、いくらピンクイルカのためとはいえ躊躇ってしまう。

彼は既にピンクイルカを2回見に行っているにも関わらず、3回目を払ってくれようとしている。

いや有難いけど…

とにかく彼はその悪事によって、相当稼いでいるらしい。

1泊1000円、1食400円もかからないこの町で、3日くらいで10万円ほど遣ったらしい…


わたしなんて6日もいてまだ2万円も遣ってない。


ヤバい人と知り合いになってしまったなーと思ったけど、彼は言った。

俺は人殺しとか物を盗んだりとかはしない。
悪いことからはもう足を洗った。
怒りもしないし、暴力もしない。
君が怖がる必要は全くない。
なんか困ったことがあったら言って。


わたしから見たら全然足洗えてないけど、彼の物差しでは、今の仕事はそこまで悪いことではないらしい。

まあ話を聞いた限りでは、確かに過去に比べたらやってることはマシになってるかもしれないし、わたしに対して何か仕掛けてきそうな気配は全くない。

むしろめちゃめちゃ優しい。

深入りは禁物だけど、一緒に行動しても、わたしに悪いことは絶対起きない。気がする。


彼には遠慮なく奢ってもらうことにした。


そんな、めちゃくちゃヤバめの彼だが、クロワッサンの外側だけが好きらしく、中身だけ残していたのがかわいくて、そのギャップには笑ってしまった。


結局ツナパンに加え、ボートで食べる用のミートパイ的なパンも買ってくれて、そのあとお店でわたしの分の水まで買ってくれてた。至れり尽くせりだ。


ボート乗り場で、ドライバーとの交渉が始まった。
彼がスペイン語でやり取りしてくれて、最後にお金を払ってくれたのも彼なので、結局いくら支払ったのかはわからない。

スペイン語と日本語がペラペラだなんて、今まで出会った誰よりも頼もしいかもしれない。



ボートに乗り込んで、いざ、ピンクイルカ探しの旅へ。

数十分程進んだところでボートは止まった。
このあたりにイルカがいたらしい。

現地の人は、何でも見つけるのがうまいなぁ。


静かに見ていると、1匹のイルカが跳ねた。

その後も、続々と跳ねるイルカたち。
いっぱいいた。

ただ、色はグレーだった。


結局このあとはずっと土砂降りで、ピンクのイルカは見れず終いだった。

残念だけど、天気には逆らえない。

明日晴れたらまた行くかもしれない。



帰り道にアマゾン川沿いに見かけた、レストラン。

それを見て、彼は話してくれた。

この前このレストランで腹立ったよ!
暑かったからTシャツ脱ごうとしたら、ダメって言われたんだ!
他にお客さんがいるならわかるよ?
でも俺たちだけだったんだよ!
めっちゃ暑かったよ!
腹立ったから今度行くときは、絶対、始めから服着ずに行ってやるんだ!



いや言ってること子供やん!

彼は、1人で遣い切れないお金と権力を持ってしまった、ただの子供のようだった。

若干語尾が片言なのが、またかわいい。


港に戻って、わたしたちは解散した。



彼の仕事の話が、全部ウソならいいのに。
少なくとも今日の彼は、とても良い人だったから。
(奢ってもらったからではなく本当に!)

せめて、今日の雨のせいで彼の風邪がひどくなりませんように。


今朝会ったときに、昨日ちゃんと風邪薬買ったよ!と得意げに言うから、今日飲んできたの?と聞くと、なぜかまだ飲んでなくてホテルに置いてきてたのを思い出したら、未だに笑える。

彼の発言は、全部わたしのツボだ。



わたしは港に残って、空とアマゾン川を眺めていたけれど、夕方になっても雲は晴れず、今日は夕陽は見られなかった。

帰り道、30分だけ、ネカフェに寄った。


エディソンから連絡が来ていた。
今度はちゃんと英語だった。


今、道を歩いてる。
5人と一緒に。
今日は仕事が早く終わったから。
ハイキング。
Yuは元気?


こんな感じだったので、多分仕事が早く終わって友達とハイキングに行ってたのかな?

メッセージになると、めちゃくちゃ片言になるな…

わたしの解読が正しければ、
あと10分くらいでシティに帰るから、わたしのホテルまで来てくれるとのこと。


やっと会える!

ウキウキでホテルに戻ったけど、

またもや彼は来なかった。


今度は何があったんだろうね。

そろそろ、彼への信用を保つのが難しくなってきた。


全ては、常にお互いがLINEでもし合える環境ならば、解決するのに。

ここが日本だったらなー。


彼は現地人なのにネットを使えない。
町にはネカフェがたくさんあって、現地人も多く利用しているので、この町ではそれが普通なんだろう。

sim買えよ!って思ってしまうけど。


わたしは便利な世の中で生きてきたな。

すれ違ってばっかで悲しいけど、こういう経験を現代にまたできるというのは、すごく貴重なことなのかもしれない。

今の小学生は、一生こんな思いすることないのかもね。



ここまできたら最後にもう一度、彼に会っておかないと、このままこの町を離れることなんてできない。



渡米前にエクアドルに寄るのを、やめた日だった。


にほんブログ村 旅行ブログ 女性世界一周へ

【コロンビア・レティシア5日目】新たなる出会いと、すれ違い。

おととい、2017年4月3日のはなし。


前日、エディソンと一緒に、最高の夕陽を見た。

もし、今日ガイドの仕事がなかったら、朝ホテルまで迎えに来て、オススメの場所に連れてってくれる。
もし仕事があったら、夕方に港で待ち合わせてまた夕陽を見に行こう、と約束をした。


エディソンはフリーでツアーガイドの仕事をしていて、仕事があれば当日の朝に連絡が入るようだ。


朝、エディソンは来なかった。仕事があったということだ。

夕方まで暇になってしまった。

わたしはスムーズなWiFiを求めて、ネカフェに行ってみた。


30分で1000ペソ(約40円)

サクサクとまではいかないが、ホテルのWiFiよりは随分マシだった。

多分、ここなら航空券も取れるだろう。
少し安心。

ホテルでもLINEくらいならできるので、最悪親か誰かに頼んで手配してもらうことも考えていたところだった。


それから、またお気に入りのドーナツ屋さんへ。

前回と同じチョコ×ココナッツと、もう一つはホワイトチョコ×クランチ的な物を選んだつもりだったが、実際食べてみると、クリーム×サクサクではない何か、だった。

想定とはちがったけど、それでも美味しかった。



この後、少し早めに港の方へ向かっていたら、突然、「日本人ですか?」と話しかけられた。

見ると、背の高い男の人だった。
流暢な日本語に聞こえたけど、見た目は外国人っぽい。でも日本人にも見えなくはない。

よく話してみると、日本語ペラペラのブラジル人だった。
母親が日本人らしく、12年日本で暮らしていたという。


そして聞き捨てならなかったのが、ピンクイルカの話。

彼は、ピンクイルカを2回見に行ったそうなのだが、ツアーじゃなくてもボートをチャーターしてイルカスポットに行けるらしい!

この前のツアーで1匹だけピンクのイルカを見て満足していたけど、これならピンクイルカだけに的を絞れるので沢山見られるかもしれない。

そう思って詳細を聞いてみたら、1日150000ペソ(約6000円)とのこと。まあまあするなー。チャーターするのだから当たり前か。

そしたら彼が、
俺が払えるよ!と。

???

それはさすがに申し訳ないので断ったけど、明日行けたら一緒に行こう、とFBを交換した。


翌日、彼の驚きの正体が明らかに…

なんか面白い出会いがコロコロ転がってるな、レティシア



そうこうしていると、夕陽が沈む時間になったので急ぎ足で港へ向かった。


結果、エディソンは来なかった。


またやん。

連絡取れない待ち合わせって、辛いなー。
携帯を持ってなかった小学生の頃を思い出す。


あの頃はどうやって待ち合わせをして、相手が来ないときはどうしてたっけ?


そもそも、時間も場所もアバウトすぎたな。

iPhoneを買い替えるときは、絶対にsimフリーにすると、心に誓った。


夕陽が完全に沈んだので、わたしはホテルへ帰った。


帰り道、また知らない人が話しかけてきた。

今度はバイクに乗ったおじさん。

バイタクだと思って、no thank youとかわしても、なぜかしつこく話しかけてくる。

手招きをされたので、少し近づいてみた。

スペイン語わからないって言ってるのに、ひたすら何かを伝えようとしてくる。


その言葉の中に、リンダとか、ボニータが聞こえてきた。
これは南米で何度も聞いてきた、「美しい」とかそういう意味の言葉で、綺麗な景色を見たときによく遣っていた。

あぁ、夕陽ね。

と後ろを指差して、ボニータボニータ!綺麗だったね!と共感したら、

no no !

君のことだよ!

と。


え、わたし…!?(笑)


想像していなかった返答に、ありがとう、としか言えなかった。

「君、かわいいね!」的なことを伝えるために、わざわざ呼び止めて、手招きして、スペイン語がわからないわたしに説明していたのか…


なんという居心地の良い町!!!




ホテルに戻ったけど、エディソンからのメッセージは届いていなかった。



are you sleeping again?

とだけ送って、早めに寝た。


にほんブログ村 旅行ブログ 女性世界一周へ

【コロンビア・レティシア4日目】おっちゃんと、イケメン。2人のガイドを一人占めしてローカル観光。

hola hola !
フクイユウです。

現在アマゾンのレティシアに滞在中。


↓こちらの続きです。↓
yuf112.hatenablog.com




3日前の2017年4月2日のおはなし。


前日に、一緒に夜ごはん食べに行こって言ってたのに、結局来なかったエディソン。
結構待ってた。1時間半くらい。自分のホテルでやけど。


昨日教えてくれたフェイスブックのアカウントも、そのときWiFi無かったから、あとで申請するねって言ってて、宿でWiFi繋いだら打ってもらった名前が消えてた。

待ち合わせで会えなくて、連絡手段もなくてって、現代では考えられない状況…



ま、彼はわたしのホテル知ってるわけやし、来ないならそれだけのもんやったってこと。

でも彼の身に何かあった可能性も捨てきれない…


なんて色々考えた結果、こんな小さな町ならブラブラ歩いてたらばったり会うかも!と思って朝から出掛けた。

なんとなく、昨日別れた港に向かって歩く。


多分この時間は昨日みたいにツアーガイドしてるんやろなー。

と思いながら、アマゾン川をぼーっと眺める。



そしたら、誰かが話しかけてきた。

知らないおじさん。

スペイン語分からんって言ってるのに、構わずスペイン語で話してくる。
こっちの人はみんなそう。


ふと思い立って、このおじさんにエディソンの写真を見せてみた。


そしたらこのおじさん、エディソンのこと知ってた…
本当に小さい町だな…

もしエディソンのフルネームが分かれば、FBで見つけられる。
駄目元で訊いてみた。

わたし「彼の本名は何て言うの?」

おじさん「Alex Jose *************」




いやおじさんの名前ちゃう!!!


もういいや、あんまりしつこく聞いてもストーカーみたいやし。

とりあえず、このおじさんがアレックスってことだけはわかった。


わたしは、スペイン語ボキャブラリーが無さ過ぎて、簡単な言葉でゆっくり言われたとしても、なお理解できない。
そこで、筆談に切り替えた。

書いてくれればあとはGoogle先生に聞けばいい。


なんとか会話は成立し、アレックスが町を案内してくれようとしていることがわかった。

別にこの後も予定はなかったし、良いおじさんっぽかったので付いてってみることにした。



川沿いを歩いて、鳥の名前を教えてくれたり、屋台に売られているものを紹介してくたり。
大半は、何言ってるかわからなかった。


次は市場へ行った。
入り口で売られていたアサイーのジュースを、アレックスが奢ってくれた。

砂糖と、見た目鳥のエサみたいなやつを入れてくれて、案外美味しかった。
日本で飲んだら高そうなジュースも、南米では気軽に飲めたりする。


そして、めちゃめちゃローカルな道。

リュックにはカメラ、ポケットにはスマホがあるので、慎重に歩いた。足を滑らせたらそこで試合終了。


そして、初めにアレックスと出会った港に戻ってきて、終了。
1時間ちょっとの観光だった。


最後に意を決して、ノートに書いて、彼に見せてみた。

「エディソンの本名、知ってる?」

結局訊いたww


彼も知らなかった。

thanks、アレックス!

最後にセルフィー撮ってお別れしようとしたら、こうなった。



それからホテルに戻ってブログを書いたりインスタ更新したり、なんやかんやで夕方になった。

17時半。


昨日エディソンが見せてくれた、綺麗な夕焼けの写真を思い出した。
今日晴れてるし、見に行ってみようかな。


外に出たら、薄く虹がかかっていた。


急がないと、夕日が沈んでしまう。
ホテルから港までは地味に1kmくらいある。

早歩きで向かう。



いた。


エディソン。



港の近くでたまたまエディソンと出くわした。
本っ当に小さな町だな…

彼もまた急いでいる。


汗だくやしメイクもしてこなかったことを少し後悔した。

わたし「昨日なんで来なかったの?待ってたんやけど。」
日本語では変に気を遣ったり、遠回しに言ってしまうことも、英語なら真っ直ぐに言える。

エディソン「帰って寝て、起きたら11時だった!疲れてたんだ…」


彼がもしも、わたしの彼氏だったなら、まず謝れよ、って思うところだけどなんか、寝てたなら仕方ないなって思えてあっさり許してしまった。
まあ朝から夕方までガイドしたらそら疲れるよな。休憩なんてないし。


エディソン「今からボートで夕陽を見に行くんだけど、Yuも来る?」

(関係ないけど、エディソンがわたしを呼ぶときの、Yuの発音が好きだ。)


彼もまた、夕陽を見に行く途中だった。

1000%行くに決まってる。
あの写真の景色が見れるなら、絶対行く。


エディソンの知り合いのドライバーにボートを出してもらって、エディソンの指示で夕陽スポットへ急ぐ。
さすがはツアーガイド。

エディソンが、わたしをボートの一番先頭に座らせてくれた。


そして、見れた景色がこちら。



綺麗すぎ…

ブログのアップ用に画質を落としてはいるけど、色やフィルターの加工は一切していない。


今まで見たなかで、最高の夕陽だったかもしれない。


沈みきるまでの時間は、本当に一瞬だった。



このあとは、

「Yuはスペイン語をもっと勉強しないと。」

と一緒にビール飲みながらスペイン語と日本語を教えあったり、公園に行ってお寿司食べたり。


日本のクオリティには到底かなわない味だったけど、楽しかった。

わさびがキライなエディソンも可愛かった。


勉強中、前のページを見られて、朝のおじさんと筆談してたときの、エディソンの名前を訊いたやつを見られたときは、死ぬほど恥ずかしかった。

「なんで俺の名前?教えて!教えろ!」

上手く誤魔化したけど。



夜はずっとまあまあ激しい雨が降ってたのが残念だったものの、夕陽の時間に降らなかっただけ幸せだ。


この日もまた、最高の一日になった。
レティシアほんま楽しすぎる。いつになったらここから出られるのだろう。




今度こそ、FBのアカウントをしっかりメモしておいた。



にほんブログ村 旅行ブログ 女性世界一周へ

【レティシア3日目】ピンクイルカを見に行こう!【イケメンガイド】

hola hola !
フクイユウです。


レティシア3日目、2017年4月1日のおはなし。



ピンクイルカを見たいがために参加した、2回目のリベンジアマゾンツアー。

(↓1回目はペルーのイキトスにて。)
yuf112.hatenablog.com



また、ツアーの予約についてはひとつ前の投稿にて。

yuf112.hatenablog.com




7:30AMの集合時間ジャストにツアー会社に到着。
先に来ていたのは一組のカップルのみ。
さすがに3人ではないだろうけど、南米だからね。待たされて当然…

8時過ぎにはおそらくこれで全員だろうってくらいの人数が集まった。
予想していたよりかなり多い。
英語が通じる会社がここくらいなので、英語圏はここに集中するのかもしれない。

今日のツアーはわたしを含め8人と聞いたけれど、最終20人くらい集まった。


そして突然、わたしだけスタッフさんに呼ばれた。

彼の話を要約すると、

・人数が多すぎて1つのツアーでは行けない
・わたしだけが1名での参加
・別のツアー会社がやってるツアーに移動してほしい
・ディスカウント可能
・ツアー内容はほぼ同じ


いやいや、、
自社で対応できない数の予約受けるなよ…
って思ったけどまあ仕方ないし、
ピンクイルカが見られるかだけはしっかり確認して、了承した。


後から思えば、これが運命とでも言いましょうか、
このちょっとした予定変更がわたしの今後を大きく変えることになる。
(2020年5月 追記)



わたしだけ別のツアーに移動するということで、
エディソンというガイドを紹介され、ついていくように言われた。
彼は現在英語を勉強中らしいけれど、余裕で会話できる程度には喋れてる。


英語が通じるガイドになって、むしろ良かった!!

そして何よりもエディソンはイケメンだった!



港に到着して、ボートに乗り込む。
こっちのツアー参加者は全部で8人くらいだったと思う。わたし以外は全員スペイン語圏のよう。

早速朝食が配られる。

サンドイッチとピーチジュース。
シンプルに美味しかった。


ボートの上でエディソンが皆に色々と説明をしてくれたけれど、もちろんスペイン語なので理解不能
ぼーっと聞いていた。

説明が終わったとき、エディソンに手招きされて隣に座るようにジェスチャーで言われた。
何かなーと思って移動したら、なんとわたしにもわかるように拙い英語で説明をし直してくれた!
今日の予定とか鳥の種類とか。

イケメンな上に優しい!!ハッピー!

何の気もなくても、おいでおいでされると何かキュンとするよね!すぐ行く。



まず最初に着いたのが、アマゾン川沿いのペルーの町。
レティシアはコロンビアだけれど、ここは3か国の国境が交わる場所で、ペルーもブラジルもパスポートなしですぐ行けちゃう。

この町では市場に入って、色んな魚の説明をしてくれた。

アマゾンの市場には普通にピラニアが売られている。
エディソンはなぜか手が真っ黒!



次に着いたのが、アマゾン川沿いの、今度はブラジルの町。
隣り合った2つの国の雰囲気を紹介って感じかな?


何かの実。
みんなは買って食べてたけれど、フルーツ嫌いのわたしは買わずに見ていたら、エディソンが1つくれた。
恐る恐る食べてみたら、そこまでフルーツ感はなくて、勧められた通りに塩をかけてみたら美味しかった。


次に向かったのは、このツアー会社のロッジ。

確か、その道中だったと思う。


なんと!急に!ピンクイルカが出現!!!


1匹だけだったけれど、何回か水から跳ねて姿を見せてくれた。

想像していたよりもずっとキレイなピンク色。

目で見るのに必死すぎて写真がないのが残念だけれど、とてもとても感動した。


ピンクのイルカなんて、ドラえもんの映画の世界だけかと思ってた。
この世界にはまだまだ知らないことが沢山あるんだろうなぁ。
これだから旅はやめられない!


まだ午前中なのに、もう目的を達成してしまった!


そしてロッジに着いた。
イキトスのツアー会社のロッジと大差はなかった。

泊まりのツアーだとここに泊まることになる。
今回も、寝室の写真をしれっと撮っておいた。

こんな感じ。


ここで少し、ハンモックで休憩タイム。

現地の子供たちは、アマゾン川で楽しそうに遊んでいる。


するとエディソンが何やらスペイン語で説明し始めて、これからわたしたちもこのアマゾン川で泳ぐプランのようだった。

わたしは元々泳ぐつもりはなかったので水着も着替えも持ってきておらず、みんなが泳いでいるのを見ていた。


こちらが、某イケメンガイドのエディソン。

川で泳ぐみんなの写真を撮っていたら、「一緒に泳ごう!」とわたしのことも誘ってくれた。

水着持ってないって言ったら 「No problem! 」って。

問題ありまくりだ!
別に汚れても大丈夫な服ではあるけれど、
アマゾン川の茶色い水で濡れた服を着てアフターヌーンを過ごす勇気はなかった。


それでも、「アマゾン川で泳ぐなんてなかなかできないから絶対泳いだ方が良い」「服はすぐに乾くよ」としつこく誘ってくれる。


まあ確かに彼の言うこともよーくわかる。
次アマゾンに来るのはいつになるかわからないし、これが最初で最後かもしれない。
それに、単純に暑いから泳ぎたいっていう気持ちも湧いてきて、そうなるとやっぱり着替え持ってくるべきだったなーと少し後悔した。


グズグズ渋っていたらなんとエディソンが、それなら、と私服のズボンを貸してくれると言う。
天使のような気遣い…!

そこまでされると無下に断れなくなって、意を決してわたしも泳ぐことにした。


うーん、
Tシャツはエディソンの言うとおり、この暑さならすぐに乾くと思う。
ただ、下着は怪しい。濡れたまま着てたら体冷えてお腹痛くなりそう。


以上の真っ当な理由から、下着は脱いで、エディソンのズボンと自分のTシャツのみで泳ぐことに…

服が上下黒だったからこそ為せた技。


結果、めっちゃ気持ちよかった!
そして深かった。どれくらい深いのかは濁りすぎてわからないけれど。

いやー、暑い日のアマゾン川、最高!!エディソン本当にありがとう。


びっちょびっちょのままお昼ご飯を食べて、着替えて、服を返して、事なきを得た。

ちなみにお昼ご飯はビュッフェ形式。

魚と野菜がめちゃめちゃ美味しかった。


お昼を食べたら13時。

ラニア釣りの時間。

みんなでカヌーに詰め詰めで乗って、茂みの中を進む。


たまにポイントらしき場所で停まってエディソンが試しに釣ってみるけれど、この日はピラニアはいなかったようで、わたしたちはトライできなかった。自然が相手なので、こういうこともあるよね。

1匹だけエディソンが釣ってくれて、それをわたしの目の前に置いてくれた。
写真用に、とのこと。

せっかくの優しさなので載せておこう。


イキトスのツアーでは、ピラニア釣りの予定なんてなかったかのように華麗にスルーされて、
今回のツアーでは、一応試みたけれど釣れなかったということで、少し残念ではあったけれど、わたしは満足だった。




ロッジに戻って元のボートに乗り換え、今度はモンキーアイランドへ。

イキトスのツアーでも似たような島に行った。
アマゾン周辺では動物が住みつく島があるのかな。

エディソンが皆にバナナを手渡すもんだから、サルたちが皆に集る。
わたしは可愛いニホンザルは好きだけど、大きいサルと凶暴なサルが苦手なので、バナナは誠に勝手ながら丁重にお断りした。


なんか鼻が長いやつが可愛かった。


サル以外にもアマゾンの動物がたくさん。


アナコンダ
重くてゴツくて、何回やってもなぜかうまく巻けなかった。


そしてまたまたナマケモノー!

この表情可愛すぎるでしょ…
15枚くらい撮ったなかの、奇跡の一枚。


あと、世界最大の魚、ピラルークの池もあったけど、わたしはナマケモノに夢中すぎてそこらへん一切写真撮ってない。


これにて、ツアー内容はすべて終了!

帰り道の景色がめちゃめちゃ綺麗だった。ウユニばりの反射。


そして、ふつうの(グレーの)イルカにも遭遇!

いっぱいいてめっちゃ楽しかった。

この日何度かピンクイルカの出没スポットを巡ってくれたけれど、現れたのは朝イチ見れた1匹だけだった!
一瞬でも見ることができて本当に良かったー!



港に到着して、そこで解散!

皆順番に、一日お世話をしてくれたエディソンと握手をして、帰って行く。
わたしも最後尾に並んでいたら、わたしのときだけハグをしてくれた!
海外のハグの文化は大好き。温かい気持ちが溢れるね。

最後にふたりで記念撮影。

この日はこの笑顔に何度癒されたことか…

中盤くらいまで、ゲイ説あるなと思ってたごめん…


彼のおかげで、今回はイキトスでのツアーの何倍も楽しいものになった。50倍くらい。ガイドって重要なんだな。


まあ良かったのは彼のガイドだけじゃなくて、レティシアのツアーの方がきっちりしてて、予定通りに進められた感じだった。
予約のときも、イキトスみたいに観光客からできるだけぼったくろうとすることもなかったし、レティシアの方が良かったかな。

イキトスの良かったところは、ガイドが確実に英語を話せるところと、少しだけ安いところと、融通がきくところ。



とにかく、レティシアでもアマゾンツアーに参加して良かった。
なんかはじめ、ディスカウントがどうとか言っていたけれど、とっても満足したのでディスカウントは不要だった。



そして実はこのあと、エディソンに夜ごはん誘われたよね。

泊まっているホテルの名前を言ったら、「じゃあ7時に迎えに行くね」ってなったよね。

準備して待っていたよね。


結局来なかったけどな!!!




彼とは翌日、たまたま会うことになるんですけどね。


にしてもレティシア毎日楽しすぎて、書きたいことがありすぎるので、また更新します。

にほんブログ村 旅行ブログ 女性世界一周へ


それでは!!!


【レティシア2日目】友との別れとアマゾンツアー探し【お洒落カフェ】

hola hola !

フクイユウです。

今わたしは、コロンビアのレティシアというアマゾンにいます。
アマゾンでのミッションは、ナマケモノとピンクイルカを拝むこと!

ペルーのイキトスにて、アマゾンのジャングルを巡る1日ツアーに参加しましたが、

yuf112.hatenablog.com

↑ここにある通り、期待していたピンクイルカに会うことはできませんでした。


それでも全然楽しくて、ナマケモノには会えたし満足していたつもりだったのですが、もう「ピンクのイルカ」という夢みたいな動物の存在を知ってしまってからこの目で見てみたい気持ちが高まりすぎて、ピンクイルカを見ずしてアマゾンを離れることはできなくなってしまいました。


そこで、イキトスからアマゾン川を少し下ったこの町レティシアでも、アマゾンツアーを探してみることに。


2017年3月31日のはなし。



前日に出会ったクレイジーな友人たちが、この日レティシアを発つということで、お昼すぎまで彼らとの最後の時間を過ごす。

最後にオススメのベジタリアンレストランに連れていってくれるという。
わたしはこの旅で、ベジタリアンのお店が大好きになった。

肉や魚がなくてもすごく美味しいし、健康的な気もする。


途中、パン屋さんに寄りコーヒーを1杯飲んで、レストランに着いた。

Govindas Restaurante

日替わりのセットメニューがあって、それを頼んでくれた。


お米と何かのスープ、チャーハン的なもの、何かを揚げたもの、フルーツミックス。

わたしは日本で約23年半、ヴィーガンとはかけ離れた生活を送ってきたからか、
こういうレストランで出てくる料理は自分にとって未知の世界すぎて、いつも自分がなにを食べているのかわからない。


特に、絶対肉ではないけど肉っぽいやつシリーズは、本当に謎の食べ物。
でも、びっくりするぐらい美味しい。


このあとにもう1品、デザートも出てきた。


よく珍しがられるけれど、わたしはフルーツが苦手で、さっきのフルーツミックスは何とか食べられたけど、このデザートと赤いジュースはどうしてもダメだったので、2人にあげた。


料理のほうは美味しかったのでまた来たいけど、ひとりで来て残すのは勿体ないので、迷っている。
あとこのレストランでは、ヨガ教室もやっているそうなので、こちらも暇があれば来たいなーとも思う。


食後は、また別のパン屋さんでコーヒーを飲んで休憩。


すると、急に激しい雨が降ってきた。
この町は、ゲリラ豪雨が多いみたいだ。

しばらく動けないな~と思いながら外を眺めていると、視界に何かが入ってきた。


彼らだ。
間違いなく、紛れもなく、さっきまで隣でコーヒーを飲んでいた友人たちだ。

大雨のなか外に出て、恵みの雨と言わんばかりに、有り難そうにゲリラを浴びている。


彼らは決してふざけているのではなく、大真面目だ。


彼らの、周りの目を気にしない、自由奔放さが、少し羨ましくも思えた。


午後3時頃、イキトスへ向かう彼らを無事に見送った。

因みに、この日のランチもコーヒーも全部コウさんが奢ってくれた。

お金があるときに誰かに奢ってあげてたら、お金がないときはきっと誰かが恵んでくれるって。

かっこいいなー。



さ、ここからはわたし一人の時間。

アマゾンのツアー会社を探すことにした。
中心地から川沿いへ行く方面に、いくつかあった。

イキトスと違って、どのツアー会社の人も英語が全く話せない。
南米を2か月旅して何とか身につけた片言のスペイン語で、とにかくピンクのイルカが1日で見たいことを伝えて、金額を聞いてまわった。

そんな中、1軒だけ英語が話せるツアー会社を見つけた。

AMAZONAS EXTREMO


(真ん中に立っている男の人が、英語を話せるスタッフさん)


実際に当日来るガイドさんは英語を話せないみたいだけれど、自分のやりたいことを英語でしっかりと伝えられて安心感があったのと、1度目に提示された金額が1番安かった(これ好感度高い)ので、文句なしでこのツアー会社を選んだ。

発展途上国だと何かを値引きしてくれることはよくあるけれど、ただ安くしてくれただけじゃなくて値引きに伴って内容が薄くなったり対応が悪くなったりすることもあるから、最安値を提示する店を選べば良いとは限らない!



今回のツアー内容は、

1dayツアー(7時半集合、17時解散)
朝食、昼食付き
ガイドはスペイン語
アマゾン川周辺の町巡り
ピンクイルカの出没スポット巡り
ラニア釣り
モンキーアイランド

という感じで、110000ペソ(約4300円)だった。
ディスカウントは無しだった。

イキトスのツアーでは、できるって言ってたことが全く通ってなかったので、ピンクイルカを見たい旨をかなり念を押して伝えておいた。



無事にツアーの申し込みができたので、この日の目標達成。

まだ17時くらいだったので、気になっていたドーナツ屋さんに向かってみた。

the DONUT company

センターストリート(わたし命名)にある、レティシアで唯一お洒落な雰囲気を放っているお店。
(maps.meではcalle8と表記されてる通り沿い)



ドーナツ 各3200ペソ(約125円)



コーヒー 3000ペソ(約120円)


コロンビアに入ってからいちいち桁がデカくて混乱するけれど落ち着いて考えたら安い。
カフェでゆっくり贅沢してる気分になってるけど、めっちゃくちゃ安い。
安いけど、美味しい。

海外でよくある、ただ甘いだけのドーナツではない。
コーヒーも、わたしが好きな味だった。


WiFiも、電源もないけど、オススメのカフェ。




レティシア2日目もこんな感じのゆるーい1日でした。
明日は、アマゾンツアー。

ここでも素敵な素敵な出会いがあったので、また書きます。

にほんブログ村 旅行ブログ 女性世界一周へ


それでは!

【イキトスからレティシア】への移動と、なんか変な人たちと友達になってしまった話。

2017年3月30日のはなし。


この日は、ペルーのイキトスからアマゾン川を下ってコロンビアのレティシアに移動する日。

f:id:yuf112:20200429135530j:plain
イキトスからアマゾン川を下ってレティシアへ向かう


スピードボートのチケットは、アマゾンツアーを予約したときに一緒に買った。
200ソレス(約6800円)のところを160ソレス(約5500円)にしてもらった。

↓そのときの話はこちら
yuf112.hatenablog.com



朝5時に、ホステルまで迎えが来た。
ピックアップはないと思っていたので、ラッキー。

5分か10分くらいで、ENAPUポートという港に着いた。

ここで朝から問題発生。

わたしのドライバーと港の係員が、スペイン語で何やら話をしている。
ところどころ聞き取れた単語から判断すると、今日はボートは出ないらしい。

え、、どういうこと???


ドライバーが、ツアー会社に電話してくれた。
彼が親切な人で良かった。
普通なら「ボートは出ないらしいぞ、残念」の一言で終わることも十分あり得る。


何度かかけ直して、やっと電話に出てくれた。
そら寝てるよね。朝5時だもんね。

ドライバーがツアー会社のおじさんに事情を話して、おじさんがわたしに英語で説明してくれた。


電話越しに言われたのは、

今日はボートは出ない、
自分も何が起こっているのかわからない、
とりあえずホテルに戻ってくれ、
そして店に来て。


なんかよくわからんけど騙されてチケットを買ってしまったわけではなさそう。

せっかく早起きしたけれど明日出直すか…

と港を離れようとしたとき、別の係員が出てきて乗客チェックをし始めた。

???

ん?

ボート出るの?


ドライバーが名簿にわたしの名前があるか確認してくれた。

あったみたい。


いや、あるんかーーーい!

ほんでボート出るんかーい!!


さっきのやり取りは一体なに…

最初の係員も、マジでなに…



まあ無事にボート乗れるなら良かった。

と思って中に入っていこうとしたとき、ドライバーが衝撃の行動に!


わたしに100ソレスを手渡してきた。


「中でチケットを買ってくれ、80ソレスだから。」



はい……?

わたし既にツアー会社に160ソレス払ったんですけど…

チケット代80ソレスなんかーい!
わたし2倍払っとるやないかーい!
どういうスタイルやねん!


いろいろと突っ込みどころはあったけれど一番の謎ポイントは、チケット代は80ソレスなのに100ソレスを渡してきたところだ。

おつりの20は貰っていいのね…?



結局、わたしはスピードボートに140ソレス払ったことになるけれど、チケット代80、ピックアップ代10と考えたら余分に払ったのは50ソレスくらいなので、まあまあまあ落ち着いた。

このドライバーも、よくしてくれたしね。


でも80で乗るにはどうしたら良かったんやろね。
名簿確認してたから予約必須って感じやし、いきなり行って買う雰囲気ではなかった。




乗車賃80ソレス(約2700円)するだけあって、乗ってみると結構ちゃんとしたフェリーだった。
トイレは、綺麗・トイレットペーパー付いてる・ちゃんと流れる、完璧。
カフェエリアみたいとこもある。

キョロキョロするわたしを、お姉さんが席に案内してくれた。

まあまあ空いてて、席が他人と隣同士にならないよう、計算して案内してくれている。南米にしては気がきくな。ありがたい。


こうして、10時間の快適な船旅が始まった。

海と違って波が少なく、揺れは皆無だった。


マップを開けば、現在地はAmazonas。
あの、アマゾン川を進んでいるのだ。
なんか嬉しかった。

これまで、海路、空路、陸路(バス、鉄道、ヒッチハイク)と様々な手段で国境を越えてきたが、川からの国境越えは初めてだった。


イキトス(ペルー)のアマゾンツアーでは、楽しみにしていたピンクイルカが見られなかった。
だからせめてこの船から見られることを祈って、ずっと窓の外を眺めてた。

つもりだったけれど、爆睡してしまった。


途中で目が覚めたときに、船のお姉さんに、船からピンクイルカは見られるのか聞いてみた。
スペイン語で返事されてもわからないかもしれないけれど、試しに。

「No! 」と言われた。よかった、理解できた。

お姉さんのおかげで、その後も心置き無く寝ることができた。ありがとう。


船内食が付いていた。


朝は、チキンを挟んだパンとコーヒー。
このパン、ここら辺では主流なんかな?これ好き。


昼は、チキンとご飯とバナナ。
バナナを芋みたいにおかずとして入れてくる点は、相変わらず。慣れない。美味しくない。



16時、ペルー側の国境の町、サンタローサに到着。
ここでペルーの出国スタンプを押してもらう。

ただ、ミニボートに乗らないとどこにも動けない小島に降ろされた。
ボートに乗らざるを得ない。もちろんお金取られる。町側で降ろしてよ…

サンタローサの町に渡ってパスポートに出国スタンプを押してもらって、同じボートでブラジル側国境のタバティンガへ向かってもらった。
トータル10ソレス(約340円)だった。

f:id:yuf112:20200429152258j:plain
サンタローサに着いて、タバティンガから入国して、レティシア

ここは、ペルー、ブラジル、コロンビアの三国の国境が交わる場所で、ボートで簡単に行き来できる。

これから進むのはコロンビアだが、わたしがリマから遥々アマゾンまで来たのは、一旦ブラジルに入国するためだった。

ブラジルVISA取得から3か月以内に1回入国しておかないと、そのVISAは無効になってしまうから。
1回入国すると、2年間有効になる。

予定していたレンソイス行きを6,7月に延期したがために、無理矢理にでも1回入国しておかないといけなくなったのだった。


コロンビアにステイするにも関わらずブラジルスタンプが欲しい理由を、英語でも説明し難いのに、スペイン語でなんてとてもできないから、多分ボートのドライバーにはスタンプマニアだと思われた。


とにかくブラジルのタバティンガで降ろしてもらい、タクシーでイミグレまで連れてってもらって、無事に入国スタンプをゲット。


そこからコロンビアのレティシアまでは、道一本でタクシーで5分くらいだった。
タバティンガの港からのトータルの料金は30ソレスで高いような気もしたけど、同じボートに乗ってたペルー人が値段交渉してくれていたので、全部任せた。

後から聞いた話だと、タバティンガはまあまあ治安が悪いらしいので、タクシーを使って正解だった!



レティシアでの宿は、リマの宿「桜子」の情報ノートに載っていた、Hotel Divino Ninoにした。


1泊25000ペソ(約970円)でなかなか綺麗な部屋だったし、ドミだけどその部屋はわたししかいなかったので、トイレ・シャワーを含め貸切だった。

トイレットペーパーも、バスタオルも、フリーウォーターもある。

WiFiだけは壊滅的に遅いけど、おそらくこの町でWiFiの速い場所はないと思う。

暑いけどファンの風圧が強いので、イキトスよりかは快適に眠れた。



その夜は、少し町をブラブラして、安くご飯を食べられそうな店を探した。

通りがかったBBQ屋さんみたいなところで串に刺さったチキンを指差して頼んだらご飯も付いてきて、中に座るよう促された。

入っていくと、いきなり知らない外国人に、コンニチハ!と話しかけられた。

見ると、笑顔の外国人の隣に、日本人のおじさんがいた。

こんな僻地で日本人に会うとは…!

近くの席に座って、なんやかんや話してたら、なんと同じホテルに泊まってることが判明。
彼らは何度かホテルを移動した結果、今のホテルが一番良いと判断したそう。

桜子の情報ノートに書いてくれた人、グッジョブ!


日本人のおじさん(コウさん)とペルー人(名前忘れちゃったけど確か28歳)は、コウさんのビザランで一緒にコロンビアに来てて、またすぐペルーに戻るそう。


夕食後、コウさん、ペルー人、ペルー人の友達(ルパンの次元似)とホテルのロビーで話してて、すぐ近くにある別の友達の家にみんなで遊びに行くことになった。

現地の人のお家に遊びに行くなんて初めて!
ワクワクした。


わたしは基本、初対面の相手が悪いことを考えているかどうかを当てることはできないので
まずは全員怪しいと思いながら人を見るようにしている。
大体は信じても大丈夫なのか判断ができないので、心の中ではめちゃくちゃ警戒してる。

でも稀に、「絶対に良い人、この人は大丈夫。」ってわかる時があって、その感覚に間違いはない。
このときがまさにそれだった。


だから、見知らぬ人について行くなんて!と心配しないでください!



で、その現地人の友達が、なかなかクレイジーなやつだった。


着いたのは、ボロボロの家。
電気すら点かない。

中から出てきたのはドレッドヘアーのお茶目そうなお兄さん。

わたしは世界を旅する中で学んだ。
ドレッドヘアーの人は、大概クレイジー。(偏見)

その人も、例外ではなかった。


ここに来る前、
「そいつの家にはナイスなテレビがあるんだ!」
と、ペルー人が楽しそうに話していた。


そのテレビがこちら。

いや、もう、ずるい、面白すぎる。
久々にこんなくだらないもの見た。

SONYよりcheaperとのこと。

いや、タダやん!


このテレビの中に入って、撮影会が始まる。

このあとわたしも撮ってもらった。


ひと通り撮影が終わって、落ち着いたときに、
ドレッドヘアーがわたしを見て言った。

「君、テレビで見たことある!」


終いには、
「電気代かかるから、テレビはあまりつけないで!」

いやあなたの家、電気通ってないから。

何なんこのノリ最高…



その後も、ロウソクの灯りの中で、ココナッツを回し飲みながらくだらない話をしたり、次元似の彼が弾き語りをしてくれたり。

彼の歌声は、本当に素敵だった。

歌ってくれたほとんどが知らない曲だったけれど、コウさんも口ずさんでいたので世界的に有名な曲ばかりだったんだと思う。


次元だけじゃなく、ドレッドヘアーも、コウさんもギターを弾きながら歌ってくれた。

こんなとき、わたしもギターが弾けたらな、とめっちゃ思った。わたしも歌いたかった。

日本に帰ったら、練習する。



楽しく過ごしているうちに、2時間くらいが経ち、そろそろ解散することに。


良い1日だった。
童心を忘れない、小学生みたいな彼らと過ごせて楽しかった。



帰り際に、また遊びに来なよ、とドレッドヘアーが言ってくれた。


テレビは控えめにね、とペルー人が付け足した。



にほんブログ村


【ペルー・イキトス】1dayジャングルツアー【アマゾン】

hola hola !

フクイユウです。


数日前に、アマゾンのジャングルを巡る1dayツアーに参加してきました。

巷ではジャングルで寝泊まりできる2泊3日のツアーが定番のようですが、ツアーによっては3日間シャワーを浴びられなかったり野宿だったりと過酷なものもあるみたいで、わたしはジャングルを肌で感じたいというよりも「ピンクイルカやナマケモノに会いたい!」という気持ちだったので、1日でササっと回るツアーを選びました。


今回は、そのアマゾン1日ツアーでやったことや、やらなかったことを書きたいと思います。


↓ツアー会社や料金については、1つ前の記事で!
yuf112.hatenablog.com



8:00 ホステルピックアップ

モトタクシー(トゥクトゥク)でお迎えが来て、ボート乗り場へレッツゴー!
モトを降りたら、ガイドのおじさんの後を付いて、市場の中を突っ切って行く。


ボート乗り場。


ボートの中。

なんか、他のツアー会社から申し込んだ人たちと上手く出会えなかったみたいで
しばらく一人で待たされて暇してたときの写真です。


このツアーは、AMAZON KING LODGEという会社が運行するツアーでした。
わたしが申し込んだツアー会社は、代理店的な感じやったんかな?

このツアー会社で直接申し込んだポーランド人の人たちは200ソレス払ってるらしく、わたしが100しか払ってないことは彼らには言わないようにとガイドに口止めされました。

同じツアーやのにこんなにも金額変わるのね。怖い。
直接申し込んだ方が高いって何だよ…

9:15 出航

ポーランド人がビールをくれて、乾杯。

ちょっと行ったところで、普通のイルカが見えたらしいけどわたしは見逃した。


途中で川の色が黒から茶色に変わる。
茶色のところからが、アマゾン川らしい。


観光客のポーランド人(左)が、ドライバー(右)に代わってボートを操縦し始めた。

自由ですな!彼は自分のボートも持っているそうな。

ドライバーの彼、シャイっぽいけど目が合ったら笑ってくれて、かわいかったな〜


ツアー会社のロッジに一旦停まって、小さいボートに乗り換えて、ガイドのおっちゃんの説明を聞きながら、また進んでいく。
鳥とか、木とか、いっぱい教えてくれた。


船から降りて、ジャングルの中を歩き回る。
いつものくせでサンダル履いてきてしまったけど、この日はさすがに靴にしたら良かったと思った。

ハエとかアリに噛みつかれる。これが地味に痛い。


そして噂には聞いてたけれど半端ない蚊の量。
何百匹とかそういうレベル。

たまにテレビで蚊の実験とかするときに、密室に蚊を何十匹とか放つやん、それの5倍くらいの蚊の密度だと想像してください。

もうオーストラリアの砂漠のハエ並みにたかってくる。
暑いけど長袖着て、虫除け使い切る勢いで気が狂ったかのように数分おきにスプレー。

その甲斐あって刺されずに済みました!
虫除けスプレーの威力がすごい。


ガイドのおっちゃんはもちろん何回も来てて慣れてるから対策も分かってる風で、蚊なんて気にも止めてなさそうだったけれど、
ジャングル出てから見たらえげつないくらい噛まれてた…

スプレー貸してあげたら良かったかな…?


ジャングルでの話に戻り、何の木か忘れてもたけど、これを見に行ったって雰囲気でした!

ターザンロープになりそうな蔦がいっぱい垂れ下がってる。



ターザンやれるところもちゃんとあった。


アマゾンに住むご家族のお宅訪問

アマゾンのジャングルにも、住んでる人はいるし、ちゃんと学校もある。

お家にお邪魔して、芋みたいなやつと、魚をひと口いただきました。


そして、
ふと目をやると、

女の子が、普通にナマケモノ抱いてるーーー!


アマゾンでの楽しみのひとつだったナマケモノとの突然のご対面。
かわいすぎる…

この女の子が昨日偶然拾ってきた赤ちゃんらしい。
ナマケモノは夜行性やから、普段は出会うことはなかなかないそう。


何だそのポケモンみたいな世界。

でもレアキャラに出会えて運良かった!

抱っこさせてもらったら、爪が鋭くて肩とか腕に刺さって、オーストラリアでコアラ抱っこしたときを思い出した。

お気に入りの写真。
ふたりともカワイイ。


もう一回抱かせてもらった。

決して首締めてるわけではありません。

あー癒された。


この家、犬も猫も鳥も飼ってて、猫はまだ子供で、この同じ方向いてるんがまたカワイイよね。

ちなみにこの女の子、右手に包丁持ってる。
ここの子供たち、全く笑ってくれへんねんな。
毎日観光客が見に来るのかな?どう思ってるんだろう、、


お別れのときも真顔ではあるけど見送ってはくれるんよな〜

ポーランド人たちがガイドに言われて最後に10ソル払ってたなぁ。
わたしはなぜか何も言われなかった。



そのあとは、ボート好きのポーランド人の希望で、ボートを作っているところを少し見学させてもらった。


こんな感じで、好きなタイミングで停まってもらうこともできて、かなり融通がきくツアーでした。

14:00 お昼ごはん

ロッジに戻ってお昼ごはん。
ビールもジュースもタダで飲めました。

この薄い麺状の野菜は、パルミートって言ってた。


魚のフライがめっちゃ美味しかったです。
焼いたバナナいらんから魚あと5個欲しかった。


泊まりのツアーの人はここのロッジに泊まるみたいだったので、寝室を見かけたときにしれっと撮っときました。

清潔感はあんまりないけど、シャワーもトイレもあったし、ジャングルで泊まるにしては快適なんじゃないかな?
水はアマゾン川の水やと思うけど!


ご飯食べてるときにめっちゃ雨降ってきたので、止むのを待ってから再出発。

最後は、モンキーアイランド

ここは、サルだけじゃなくていろんな動物が暮らしている島。入島料5ソレス(約170円)


島にボート停めた瞬間めっちゃサル乗り込んできて、すぐハイジャックされた。


そして、この日一番の不幸がわたしの身に…


1匹のサルがわたしの体に登ってきて、、

人生初、ひったくりに遭う!

インカコーラ
まだ半分ぐらい残ってたのに…

器用にフタ開けて飲んでました。


まあでも、コイツ以外の動物はかわいくて、


このオウムは、
「オラオラオラ!」ってスペイン語で挨拶してくれた。


この鳥も、アマゾンっぽい。


ガイドさんが自らカメラマンを買ってでてくれました。





そしてまたおった!ナマケモノ
この島の動物は、野生じゃなくて飼われているやつやな〜きっと。

さっきの雨で、びっしょびしょ(笑)

これは抱っこする勇気出ず…

さっきの家で抱っこしといて良かった!!



本ツアーのプランはこれにて終了!

帰りは、全員(ガイドまでも)ボートで横になって爆睡でした。

実は前日、南京虫が不安であんま寝れてなかってんな〜
船の揺れがちょうど眠気を誘う度合いで風も気持ちよかった。

大きめのボートの割に人数が少なかったのも良かった!


そして17:00頃?港に到着。



と、こんな感じのアマゾン1日ツアーでした。


結局、ピンクイルカは見れず、ピラニア釣りもしませんでした…


話聞いたとき、できるって言われたんですけど??
これがイキトスの緩さです。

ピンクイルカが一番の楽しみやったのにな〜

ま、楽しかったしナマケモノかわいかったからいいや!


この後行くレティシアでもピンクイルカ見れるツアーあるか聞いてみようかな…!

にほんブログ村 旅行ブログ 女性世界一周へ

ナマケモノに会いたくなった人はクリックして応援してくださーい

ありがとうございます!

それでは!