【日光リゾバ】大失態を犯してしまった話

こんばんは!

今回は、リゾートバイト中に
大失敗をした話と、それを乗り越えた話です!

(今思い返してもおぞましい、、)




わたしが働いていたのは日光のホテル内のレストランで、ホテルでの仕事の特徴として、朝がとにかく早い!ことが挙げられます。


わたしはホール勤務でしたが、宿泊客の朝食準備をするので
日に寄りますが、大体5〜6時に出勤します。


そして朝食が終わったら1,2時間ほど休んでランチ出勤。
終わってまた1,2時間休んだらディナー出勤。


夜は遅いと22時くらいまで働きます。
そして翌朝はまた5,6時に出勤、、、


これは忙しい日のシフトですが、
こんな感じなので夜中数時間だけでは睡眠が足りず、

わたしは朝食後やランチ後の休憩がたとえ1時間しかなくても睡眠にあてていました。



わたしはそこの職場では一番最後に入った後輩でしたが
若い人(て言っても2~5つ下くらい?)が多かったこともあり、
その中で社会人経験が6年(内1年半は旅してましたが)あったわたしは
どちらかといえば仕事ができる方に位置付けられて
自分でいうのもなんですが、そこそこ信頼されていました。(多分)

「初めてまともな人が来てくれた」
と言ってくれた人もいました。(どんな職場だ!)


そんなこんなで働き始めて2週間が経った頃、
ベテラン社会人としてあるまじき失敗を犯してしまいました。


そう、寝坊です。

しかも夕方。


アラームが鳴ったらほぼ100%即座に起きられるわたしですが、
時間を1時間ずらして設定してしまっていたという致命的ミス…

ディナー出勤時間になっても爆睡しており、
同僚が電話で起こしてくれました。(本当にありがとう。。)


誰かが寝坊、遅刻することが珍しくない超ゆるゆる職場だったので、
急いで行ったみたらみんな気にしてなかったけれど、
自分的にはこんなミスをしてしまったことがかなりショックでした。


そしてその2日後、、

また、やってしまいました。



今度は朝寝坊。


確か5時出勤の日でした。

わたしは普段、出勤時間の45分前に起きていたのですが
その日は起きたらなんと既に5時半。

アラームをかけ忘れていました。

また同じようなミスをしてしまい自己嫌悪でもう行きたくないくらいの心境でしたが、
急いで準備して5時45分に出勤。

まずはみんなに謝ろうとしたら、なぜか全然人がいない、、


なんとその日、出勤予定の7人のうち4人が寝坊、
45分遅刻のわたしはその4人の中でまさかの1番乗りでした。

「すみません、寝坊しました…」
と言い終わる前に
「いいから早くやって」

確かに、お客様の朝食に間に合わせることが最優先!
急いで仕事に取り掛かり、その後他の遅刻組もポツポツ出勤してきて
なんとか間に合わせることができました。


わたし以外の3人はそこそこの遅刻常習メンバーで
反省すらしない人もいたので
彼らと同じことをしてしまったのが本当に情けなさすぎて、
何だか具合が悪くなり、食欲もおきないくらいでした。

(ちなみにわたしを信頼しかけてくれていた人も流石に怒って
その日ずっと無視されました。


社会人失格だ。

これまで平気で遅刻してくるメンバーに対して
全体的に意識が低いなーと思っていたし、

やることがあるのにぼーっとしている人に対して
頼むから仕事してくれ!と呆れていたけれど、


自分も同じだ。全然人のこと言えない。

悔しくて涙が出ました。


真面目に働いて築いた信頼も、一瞬にして失くしてしまいました。


失った信頼はこれからの行動で取り戻していくしかないけれど、
タイミングの悪いことに翌日から予定があって4連休をとっていました。

このまま休みに入りたくないな。


でも他の遅刻メンバーはしらーっとしているし、
それに比べてわたしは一応ひと通り謝ったし、
これ以上謝らなくてもきっと何となーくで元通りに戻っていけたと思う。
どっちにしろたった2か月の関係だし。

今までのわたしならそうやって楽な方に逃げて、
なあなあで表面だけの関係をキープしていました。


でもせっかく日光という新天地で成長するチャンスだし、
これまで東京の厳しいお店で一生懸命働いて学んで得た自信やプライドを
なかったことにはしたくなかった。


その日の勤務中に全員に改めて謝罪することができなかったので、
グループLINEで謝ろうか。。

どうしよう。

当然謝るべきだってわかってるのに、迷ってしまうのはなんでだろうね。



そこで謝るということは、今日休みだった人たちにも遅刻のことを知られてしまうからか。
どうせ知られるかもしれないけれど、知られない僅かな可能性を潰してしまうことになる。

この期に及んで、知られなかったらセーフだと思っている自分。


それに、「もう遅刻しない」って皆に宣言してしまうと、万が一また寝坊してしまった時に、わたしの言うことはもう信じられなくなるだろうし
信頼なんてものは地の底の果ての果てまで落ちて、むしろブラジルの天空まで上がってしまうかもしれない。


でもこのままフワっと終わらす自分なんて嫌だ。

遅刻は何が何でもしないようにしよう。


心は若干ためらいながらも、
勇気を出して謝罪しました。


今朝は遅刻して本当にすみませんでした、
明日から4連休を頂いている、
週明けから気を引き締めて頑張ります、

確かこんな感じの内容。


ホテルフロントの社員さんが個人的に返信をくれました。

「4日間も休んで、仕事忘れんなよ。
てか、ちゃんと戻ってきてよ。」

責めることも変に励ますこともなくケアしてくれて
なんて良い人なんだ、とまた涙が出ました。

その社員さんはグループLINEでも返信してくれて、最後に
「〇〇、返事してやれ」

と今日一番怒っていた、口もきいてくれなかった彼に
名指しで言ってくれました。

「期待しています」
と返信がありました。それだけで十分でした。

でもそこから更に、
「4連休楽しんでください」
とまで言ってくれました。

あぁ、ちゃんと謝れてよかった。

少しわだかまりが取れた気がしました。


その後、温泉に入りに行ったのですが、
偶然温泉から上がったばかりの彼とすれ違って、
そこで改めて直接謝れればよかったのですが
咄嗟に「お疲れさまです…!」としか言えず。

でも、お疲れさまです、といつも通りに返してくれてホッとしました。


やっぱり謝ってよかった。。

無視されるって、怒鳴られるよりも断然こたえるんですね。
この歳になると人に怒られることさえ少ないのに、
ここまで感情を露わにされたのは久々でした。

(大体の大人は、怒るなんて疲れることはしない。
自分の感情に素直な彼がある意味羨ましく思えました。)


この後4連休から帰ってきて、
今まで以上に真剣に、楽しく仕事に取り組むことができました。


もちろん、再発防止策は練りました。

・アラームは寝る前じゃなく出勤時間が決まった瞬間に設定
・もしかけ忘れても良いように毎朝4時に固定アラーム


休日も関係なく4時に起こされた甲斐あって
最終勤務日まで一度も遅刻も寝坊もしませんでした。
(当たり前ですが。)

むしろ、寝坊が怖くて全開では眠れなかった、、笑



以上、

頭ではこうした方がいいってわかっていても行動できなかった自分から、一歩成長できた話でした。


改めて、まだまだ未熟だなーと思います、、


でもやっぱり、短期間の仕事や関係性だったとしても、
真剣に向き合う方が圧倒的に面白い人生だよね。


では!