【コロンビア・レティシア11日目】現地人直伝!衝撃のアマゾンでの遊び方
hola hola !
フクイユウです。
2017年4月9日日曜日、4日前のはなしです。
エディソンたちと楽しい夜を過ごした翌朝、待ち合わせ場所のジョンのレストランへ。
眠すぎて正直ちょっと行きたくなくなってたけれど、
日本人のpunctual(時間厳守)なイメージをわたしが崩すわけにはいかず、
日本人代表としての意地とプライドだけで何とか身支度をした。
8時amの集合時間に5分ほど遅れてしまったが、心配はいらなかった。
そのときジョンはまだシャワーを浴びていたし、全員集合したのは40分経ってからだった。
日本人にだけは目標集合時刻でなく、実際に集まりだす時間を教えてほしいな…
遅れてきたのはメデジン出身のゲイカップルで、ちなみにわたしと同じホテルだった。
今日はこの2人とジョンと、ジョンと一緒に住んでるヨガ系の人たちと、行動を共にするようだ。
これから一体どこへ行くのか、事前情報ゼロのまま出発する。
港の方へ向かい、ローカルバスに乗る。
バスの中でひたすら寝るわたしに、隣のジョンはとても驚いていた。
体感30分くらいのところ(実際もっと長いかも)で、バスを降りた。
今日はアマゾンで1日遊ぶようだ。
現地人も休日にアマゾンへ行くのね。
観光客向けツアーとはまた違うジャングルの楽しみ方ができそうな気がして、ワクワクした。
まず着いたのは、
このジャングルに住んでいるらしき人たちの家だった。
アサイーを収穫していた。
茎?から実をポロポロ取るのが気持ち良さそうだった。
そのあと小屋みたいなところで、持ってきた全ての荷物を置いていくよう言われた。
貴重品が心配だったし、せめてカメラは持って行きたかったけれど、「全部濡れる」とのことだったので諦めて、スマホだけは防水ケースに入れて持って行くことにした。
小屋に一応カギをかけたことは確認した。
全ての荷物が濡れてしまう理由は、後々判明する。
あと、みんな当たり前のように水着に着替えたけれど、わたしは水着も替えの服も持ってきていなかったのでどうにもできなかった。
着てきた服が濡れるのは、アマゾンあるあるなのかもしれない。潔く諦めた。
できれば昨日のうちに色々と情報を与えておいてほしかったな…
浮き輪をレンタルして、次に向かったのは何だかトラディショナルなお家。
ここにいたのがかなり怪しげな鼻の大きなおじさんで、およそ1時間かけてコカや煙草について話をしてくれた。
もちろん全スペイン語なので全くわからず、新入社員研修を彷彿とさせるような(例えがわかりづらい)とにかく耐えがたい眠さだった。耐えられなかった。
その内容は、「コカも煙草も元は健康のためのモノだったのに、おかしな人が悪用するようになった…」という感じだったのではないかな。(ほぼ想像)
説明が終わったと思ったら、謎の儀式が始まった。
みんな順番に、ストローで鼻にフーっとされていく。
フーっと鼻の奥に吹き込まれるのは煙草の葉を粉にしたもので、
悪いものを綺麗にする効果があるよ、とジョンが小声で教えてくれた。
フィリピンのシキホール島でやってもらった黒魔術並みに胡散臭いけれど、わたしも興味本位でやってもらった。
匂いは煙草そのもの。
で、めっちゃむせた。
多分、吸ったやつ全部出た。
でもとりあえず、良いものらしい。
次は順番に、コカ(コカインの原料)の粉を飲んでいたけれど、わたしは何だか怖くてやめておいた。
飲んどけばよかったかも。
最後にみんなでお礼を言って、おじさんと別れる。
結構強烈な体験だったように思うけれどここまでは、
言ってしまえば前座みたいなものだった。
お楽しみはここから。
みんなでアマゾンのジャングルの中を、ひたすら歩く。
トータル1時間くらい歩いたかな。
到着した場所は、、、
川。
もちろん、ただ川遊びをするのではない。
なんと、今まで必死こいて歩いて歩いて上ってきたのを、
帰りは浮き輪で川を流れて下るというのだ!
桃太郎もびっくりだわ。
これがリアルアマゾン住人の遊び方、、
なんなんだその野生の発想は。
そりゃ持ち物全部濡れるわな。面白すぎ。
一人が大きめの袋を持ってきてくれてて、ちょっとした荷物はそこにみんな入れてもらっていた。
もちろん袋は防水ではない。濡らしたくないものはビニールを何重かして入れるという、文明遡りスタイル。
わたしはサンダルを託した。
川はグネグネ曲がっているので、下って帰るといってもその道のりはかなり長くて、
トータル2時間くらい漂流していたと思う。
流れがあまりにもゆっくりなので途中、
川から上がって歩いてショートカットという謎イベントが2回ほどあった。
まさかジャングルの中を裸足で歩いたり(サンダル預けたから)、浮き輪を移動手段にする日が来るとは思わなかったよね。
もはや新鮮とかいう次元ではない。
タイムマシンで原始時代に遡ったかのようなスペシャル体験だった。
途中、川が2つに分かれていたり、大木が対岸まで倒れててその下をくぐらないといけなかったり、障害物多めのなかなかハードな道のりで、よそ見してたら普通にぶつかるし、何ならよそ見してなくても流れに逆らえずぶつかるし、
「みんなと違う方に流れてしまったらどうしよう」とかそういうスリルもあって、めっちゃくちゃ面白かった。
ちなみに、川から陸へ上がるときは、こんな感じでみんなで繋がって、先へ流れてしまわないように協力した。
大きめの自然の川を勝手に流れているだけなので、目印のような陸に上がるポイントはもちろんなくて、「そろそろこの辺りじゃね?」って感じのタイミングで木のツルとかに掴まってよじ登った。
楽しいけれどある意味命がけだったこの遊びを、
泳げないわたしが何の心配もなく、心から楽しめたのは、間違いなくジョンのおかげだった。
川を漂流し続けた2時間くらいの間、ジョンがわたしの浮き輪を離したことは一度も、まじで一瞬たりともなかった。
優しいし頼もしいし、なんて良いやつ…
エディソンより彼を好きになった方が絶対幸せだったなー。笑
最終的にわたしたちは、初めに荷物を置いた小屋の目の前まで流れついた。
小屋のちょっとしたキッチンでご飯を作ってくれて、みんなで食べた。
わたし以外は全員ヴィーガンだ。
肉や魚を使わないのに、なんでこんなに美味しいのか毎回不思議。
とりあえず、大豆のポテンシャルは半端ない。
想像していたよりずっと楽しく刺激的な1日だった。
ヤバい体験したなー。
明日ボゴタへ移動する予定だったのを、一寸の迷いもなく明後日に延期した。