【メキシコ・オアハカ観光】民芸品の村San Martín Tilcajeteで色付け体験した。
hola hola !!
フクイユウです。
2017年7月23日〜28日まで、
メキシコのオアハカで滞在していました。
オアハカに来た理由は、もちろんオアハカチーズ!
日本でも売ってる「さけるチーズ」です。
これが美味しくて美味しくて、5日間で普通の人の一生分のさけるチーズを食べたと思う。
あともうひとつは、チョコラテ。
何店舗か飲み歩いたけど、一番美味しかったのはメルカド周辺にいっぱい店舗が固まってる、店の名前忘れたけど20ペソで飲めるとこ!
(確認したらMAYORDOMOでした!)
(このときは大きな祭りの時期やって、普段は15ペソで飲める説あり)
そして何と言っても民芸品!
わたしがオアハカへ来たタイミングはすごく良かったみたいで、メキシコ最大級のお祭り「ゲラゲッツァ」が開催されていたため、普段ならオアハカ周辺の村へ行かないと買えない民芸品や雑貨、民族衣装がオアハカ市内に自ら(?)集まって来てて、もう買い物天国でした。
かおりさんはサンクリでも散々買い物してたのに、ここで服10着お買い上げー!
メキシコラストとか、散財フラグしか立たない。羨ましい。
わたしはこのあとも旅を続けるので、控えめに…
民芸品のブリキの鏡を4つと、民族衣装を1着。
本当は陶器のカップやお皿も買いたかったんだ!
次回は大量のプチプチと共にスーツケースで来ることを誓います。
なんか前置きが長くなったけど、オアハカ4日目にSan Martín Tilcajete(サンマルティンティルカヘテ?)というオアハカからバスで1時間くらいの村へ行った話。
この村では、アレブリヘという民芸品を見ることができる。
こういうやつ。
あやかちゃんが、どっかの空港でこのアレブリヘ職人と出会ったらしく(その人たちはあやかちゃんの知り合いの知り合い)、それがきっかけでこの村へ行くことになった。
San Martínへの行き方
オアハカからは、オコトラン行きのバスに乗って、途中で降りる感じ。
マップを見てタイミングを見計らうか、ドライバーに伝えておくか、かな。
この村についたあとは、マップはもう当てにならない。
村の地図がアバウトすぎる。
この村にはアレブリヘのお店がたくさんあって、むしろそれしかない。
ここに住んでる人は大体アレブリヘをつくってるんじゃないかな。
お店というよりは、家で作って売ってるって感じだ。
1軒目のお店(家庭)
ここで見たアレブリヘは本当にデザインが細かくて、他のお店よりクオリティが高かった。
描いてるところを見てみたい!と言ったら快く見せてくれた。
これが本当にフリーハンドなんて信じられない…!
2軒目、Justo Xuana
店内の写真は撮り忘れたけど、
ここのお姉さんがめっちゃいい人だった。
様々なアレブリヘを見ていたら、だんだん自分でもやってみたくなったわたしたち。
試しに言ってみたところ、明日なら教えてくれるとのこと!!
2日連続この村に来ることが決定した!
この後も何軒かまわって、色んなアレブリヘを見せてもらった。
描く人によって、デザインも丁寧さも全然ちがう!!
(わたしは翌日のために、密かにデザインを研究していた。)
そして、当初の目的だった、あやかちゃんが出会ったアレブリヘ職人さんのお店へ。
村で聞き込みをして、最終的にはトゥクトゥクで連れてってもらった。
Taller Jacobo & Maria Angeles
ここに来てまず驚いたのは、その規模だった。
今までのお店は、自宅兼お店って感じだったけれど、ここはちがった。工房。
見学させてくれるどころか、ガイドさんが付いてひとつひとつ案内までしてくれた。
木を削る職人、色を付ける職人。
全部で2,30人くらいいたかな?
また、ここでアレブリヘの技術を学んでいる人たちもいた。
木削り職人が、木を削るところを少しやらせてくれた!
木自体は結構柔らかかったけど、立体的に掘っていくときの考え方?がわたしには全くわからない。
そして工房内には、日本の会社でよく見るアレが!
5Sと、PDCA!
大事なことだよな〜。
色付けの作業をしているところも見せてくれた。
もうね、今まで見てきたアレブリヘとは、格がちがう。
クオリティの差は歴然だった。
ほっそーーーい線や綺麗な円をフリーハンドで描く技術。
アレブリヘのデザインは、幾何学模様が多いので集中力と根気がいる作業だと思うけど、わたしたちが見ている前でも淡々と筆を動かしていく。
本当にすごい集中力。
そしてカメラを向けると、快く作品を見せてくれるというサービス精神。
その顔はどこか誇らしげで、プロフェッショナルの顔だった。
いやー、これとか本当に意味わからない。
気が遠くなりそう。
なんでこんな果てしないデザインにしたんやろ。
最後に、出来上がった商品が置いてあるスペースへ。
うーん。やっぱり他の店とはクオリティが違いすぎる。
値段もそれなりに高い。
小さいものから中くらいのは数千円とかだったかな?
大きいものになると数十万円とか。
それでも技術とかけている時間を考えたら安い。
いやー、すごい世界観だった。
アレブリヘは動物をモチーフにしたものが多いのだけれど、その多くはNahualitosっていう誕生日によって決まる12種類の動物だった。
アレブリヘ色付け体験
翌日、わたしたちは予定通り、またこの村に来た。
昨日行ったお店のお姉さんは、色を塗る前の状態の木を何種類か用意してくれていて、わたしたちはコラソン(ハート型)を選んだ。
まずは下地の色を塗る。
使うのはアクリル絵の具だった。
乾いたらまた塗って乾かして、という作業をムラがなくなるまで(ティーチャーのOKが出るまで)繰り返す。
ここはそんなに難しい作業ではなかった。
マニキュアを塗るよりよっぽど簡単だ!
この後、ここに好きなデザインを描いていく。
ここでプロの凄さがわかる。
フリーハンドで円を描く難しさ。
円なんか、紙に鉛筆で描くのも難しいのに、立体の型に筆で描くなんて、とんでもなく恐ろしい技術。神業。
わたしの完成品がこちら。
思ったようには全然いかなかったけど、気に入ってる。わたしはやっぱりモノづくりが好きだ。
久々にする細かい作業も、楽しかった!!
ちなみに、小さい点を描くのはめちゃめちゃ簡単だったのでむやみに乱用した。
ティーチャーと共に記念写真。
かわいらしい先生だったなー。
この村で沢山のアレブリヘに触れて、目が肥えたというか、売ってるやつはどれも凄いんやけど、その中でも特にクオリティの高いものが分かるようになったし、今までと見るところが変わったような気がする。
実際自分でやってみてからは、職人さんたちの技術の半端なさも知れた。
アレブリヘの存在自体知らなかったわたしだったけれど、出会いが出会いを呼んでここまで来れて、色んな人に感謝だなー。
これだからひとり旅はやめられない。
この辺りから、わたしの創作意欲が爆発し始めましたとさ!
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