【コロンビア・レティシア5日目】新たなる出会いと、すれ違い。
おととい、2017年4月3日のはなし。
前日、エディソンと一緒に、最高の夕陽を見た。
もし、今日ガイドの仕事がなかったら、朝ホテルまで迎えに来て、オススメの場所に連れてってくれる。
もし仕事があったら、夕方に港で待ち合わせてまた夕陽を見に行こう、と約束をした。
エディソンはフリーでツアーガイドの仕事をしていて、仕事があれば当日の朝に連絡が入るようだ。
朝、エディソンは来なかった。仕事があったということだ。
夕方まで暇になってしまった。
わたしはスムーズなWiFiを求めて、ネカフェに行ってみた。
サクサクとまではいかないが、ホテルのWiFiよりは随分マシだった。
多分、ここなら航空券も取れるだろう。
少し安心。
ホテルでもLINEくらいならできるので、最悪親か誰かに頼んで手配してもらうことも考えていたところだった。
それから、またお気に入りのドーナツ屋さんへ。
前回と同じチョコ×ココナッツと、もう一つはホワイトチョコ×クランチ的な物を選んだつもりだったが、実際食べてみると、クリーム×サクサクではない何か、だった。
想定とはちがったけど、それでも美味しかった。
この後、少し早めに港の方へ向かっていたら、突然、「日本人ですか?」と話しかけられた。
見ると、背の高い男の人だった。
流暢な日本語に聞こえたけど、見た目は外国人っぽい。でも日本人にも見えなくはない。
よく話してみると、日本語ペラペラのブラジル人だった。
母親が日本人らしく、12年日本で暮らしていたという。
そして聞き捨てならなかったのが、ピンクイルカの話。
彼は、ピンクイルカを2回見に行ったそうなのだが、ツアーじゃなくてもボートをチャーターしてイルカスポットに行けるらしい!
この前のツアーで1匹だけピンクのイルカを見て満足していたけど、これならピンクイルカだけに的を絞れるので沢山見られるかもしれない。
そう思って詳細を聞いてみたら、1日150000ペソ(約6000円)とのこと。まあまあするなー。チャーターするのだから当たり前か。
そしたら彼が、
俺が払えるよ!と。
???
それはさすがに申し訳ないので断ったけど、明日行けたら一緒に行こう、とFBを交換した。
翌日、彼の驚きの正体が明らかに…
なんか面白い出会いがコロコロ転がってるな、レティシア。
そうこうしていると、夕陽が沈む時間になったので急ぎ足で港へ向かった。
結果、エディソンは来なかった。
またやん。
連絡取れない待ち合わせって、辛いなー。
携帯を持ってなかった小学生の頃を思い出す。
あの頃はどうやって待ち合わせをして、相手が来ないときはどうしてたっけ?
そもそも、時間も場所もアバウトすぎたな。
次iPhoneを買い替えるときは、絶対にsimフリーにすると、心に誓った。
夕陽が完全に沈んだので、わたしはホテルへ帰った。
帰り道、また知らない人が話しかけてきた。
今度はバイクに乗ったおじさん。
バイタクだと思って、no thank youとかわしても、なぜかしつこく話しかけてくる。
手招きをされたので、少し近づいてみた。
スペイン語わからないって言ってるのに、ひたすら何かを伝えようとしてくる。
その言葉の中に、リンダとか、ボニータが聞こえてきた。
これは南米で何度も聞いてきた、「美しい」とかそういう意味の言葉で、綺麗な景色を見たときによく遣っていた。
あぁ、夕陽ね。
と後ろを指差して、ボニータボニータ!綺麗だったね!と共感したら、
no no !
君のことだよ!
と。
え、わたし…!?(笑)
想像していなかった返答に、ありがとう、としか言えなかった。
「君、かわいいね!」的なことを伝えるために、わざわざ呼び止めて、手招きして、スペイン語がわからないわたしに説明していたのか…
なんという居心地の良い町!!!
ホテルに戻ったけど、エディソンからのメッセージは届いていなかった。
are you sleeping again?
とだけ送って、早めに寝た。